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プリンタの色ずれ修正 [カラーマネージメント]

 歩くだけで少々痛むので外出を控えています。それで、撮った写真を調整したりしているのですが、プリントしてみるとモニタ表示を色が違うことに気づきました。
 まずはモニタを疑ってキャリブレーションを取り直しますが、変わらず。
 で、当然ながらプリンタを疑います。

 インクジェットプリンタは、大きな経時変化は少ないはずですが、うちのプリンタ(PX-5V)は一度故障しているし、疑ってみる余地は十分にあります。
 エプソンのプロセレクションシリーズでは、ColorBaseというキャリブレーションソフトが提供されていて、それを使うと発色を初期化できます(ただ、PX-5V用のソフトがMac OSのアップデートに追いつかず、新しいOSでは使用できない状態がしばらく続いていました。昨年後半から新しいOSへの対応が進み、今ではちゃんと10.10まで対応となっています)。

 そのColorBaseを使ってプリンタのキャリブレーションを取りました(別途、i1などのカラーセンサーが必要です)。
 下の写真がそのbefore/afterです。

2015010903.jpg
ColorBaseでキャリブレーションを取る前(左)と取った後(右)。
キャリブレーション前は赤っぽくて彩度が高いです。


2015010902.jpg
こちらはモニタの表示。


 プリンタのキャリブレーションを取ったことで、モニタの発色にかなり近づいています。今回、ノズルチェックも行ったところ2箇所でわずかに欠けが見つかりました。これも色再現性を低下させた原因でしょう。
 モニタは1ヶ月ごとにキャリブレーションを取っているのですが、プリンタもノズルチェックとキャリブレーションを定期的に行った方がいいようですね(ノズルチェックしてそれを直すだけでも、それなりの効果はあると思います)。

  ちなみにColorBaseの画面はこんな感じ。

2015010901.jpg
これはすでに色精度の確認を終えた状態。
左下の色精度の確認欄で「良好」の緑を示しています。


 ところで、SC-PX5VIIにはColorBase2という新しいキャリブレーションソフトが付いています。古いColorBaseは用紙の種類ごとにキャリブレーションを行わなければならないのですが、ColorBase2は1度のキャリブレーションで複数の用紙に対応するので、手間が大きく軽減します。また、ColorMunkiにも対応しているので、利用できるユーザーが増えます。
 エプソンには、ぜひともPX-5Vなど古い機種にColorBase2を対応させて欲しいと思います。

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