冬の八ヶ岳 [山]
八ヶ岳の赤岳鉱泉に泊まってきました。
K妻に聞くと、2月の間で泊まりで行けるのは10〜11日しかないということで、前日に急遽決定。慌ただしく準備をして、翌日のあずさ1号で茅野へ。そこから満員のバスで美濃戸口へ。
美濃戸口でオーバーパンツやチェーンスパイクを履いて準備を整え出発です。登山届は事前にネット申請しておきました。
しばらくは林道歩き。
この日は気持ちのいい晴れでした。
北沢を通ります。
白黒の世界に季節の名残の緑がきれい。
堰堤広場を過ぎると、いよいよ雪の森の中へ。
時折見える大同心。
もう下山してくる人がいます。
どこに行っていたんだろう。
いいかんじの森具合。
赤岳鉱泉到着。
アイスキャンディに登る人。
赤岳鉱泉から見た北岳の大同心、小同心。
山小屋にチェックインし、少し休んだ後で中山展望台へ。
目の前に迫る大同心。
日が暮れかかって少し赤らんでました。
アップで大同心。
赤岳。
赤岳と阿弥陀岳。
まだ日が高いのでもう少し粘っていたいのですが、小屋の夕食の時間なのでいったん戻ります。
夕食を食べてひと寝入りし、さて夜の時間帯。夕方の雲もあらかた取れて、小屋から見上げても星が光っています。ただ予報は深夜から曇りなので、早めにまた中山展望台へ。昨年に来たときは雲が広がって悔しい思いをしたので、今回はリベンジです。
リベンジは、およそ成功といったところ?
雲はあるものの、星もそこそこ見えます。
上の写真は赤岳を中心に。
写真下の明るいのは行者小屋周りのテントの灯り。
しかしながら、星の撮り方を忘れてる…。ファインダーも背面液晶も何も見えない。周囲は三日月でぼんやり明るいものの背面液晶ってこんなに暗かったっけ…? 近景はヘッドライトで照らして見えるけど、遠景は当然無理。テストで1枚撮って、勘を頼りにカメラを動かし、構図を決定する、を繰り返しながらの撮影でした。おまけに雲台も冷えて動きが鈍くなるし。気温はマイナス15度くらいでしょうか。そんなに寒くはないのだけど(いや、体は十分寒いです)、この雲台、寒い中では今ひとつかも。無理矢理雲台を動かしながら、およそ3方向にカメラを向けました。
大同心から続く赤岳までの稜線。
阿弥陀岳と三日月と街の灯り。
三日月だけど写真に撮ると満月になります。
赤岳から上る、うっすら天の川。
30分くらい撮っていたら、急激に体と指先が冷えてきました。カメラを操作するのにどうしても厚手のグローブを脱いで薄いグローブになるのですが、次第に冷たさが募ってきます。そんな頃、ちょうど良く(?)雲も広がってきたので、これ幸い(!)と、撤収することにしました(笑)。根性なしで、なんか、すみません。
小屋に戻ったのは21時頃。消灯の時間で布団に潜り、疲れもあってすぐに深い眠りに…。のはずが、誰かの大いびきで2、3度目が覚めました(苦笑)。
翌朝は曇り空。あまり景色は期待できませんが、6時30分に小屋を出て、取りあえず赤岩の頭を目指します。
中途半端な天気。
それでも、ま、霧氷はきれいです。
24mmではうまく収まりきらない。
14mmに替えたいところですが、雪の登山道ではレンズ交換もままならず。
晴れていれば向こうに北岳、赤岳が見えるんですけど…。
青白い霧氷の世界。
樹林帯を抜け、赤岩の頭直前になると…。
この通り真っ白の世界。
トレースも半分消えかかっています。
赤岩の頭に着きましたが、一面真っ白というかグレーというか。
硫黄岳山頂も雲の中。
まるで抽象画の世界です。
ここはどこ?
真っ白な中で、なにか画になりそうな風景をと探します。
硫黄岳山頂が雲の中だったので、行っても写真にならないかも? とモチベーションがだだ下がり、ここで引き返すことにしました。K妻も、もう帰ろうと言い出すし(というのも、K妻の某社製X-T2ですが、昨年に引き続き寒さで動作不能に陥っていました)。
昨年は爆風の中、山頂を目指したのですが、気分が乗らないときは乗らないんですね。あと20分も歩けば山頂だったというのに。それはそれで話しのタネになっただろうに。
そんなこんなで山小屋まで戻ってきました。
朝よりは少し雲が薄くなっていますね。
やっぱり山頂まで行けば良かったと、後悔しきり。
でも、やっぱりさっさと帰ります。
写真は途中の沢。
頭の中を巡っていたのは、電車の中で飲むビールのことでした。
下山し美濃戸口からのバスが茅野駅に着くと、すぐさま窓口や切符の自動販売機にはザックを担いだ行列ができました。さすが三連休の人の多さですが、臨時の特急も多く、1時間後の3本あとに2つ並んだ席を取ることができました。その特急の中でやっとこさプシュー。これぞ特急に乗る楽しみですね。二人でビール4缶と日本酒一合を一気に飲むと、目が覚めれば新宿でした。お疲れ。
しかし、やはり雪をかぶった冬の山はいいです。夏山より好き。今シーズンのうちに、またどこか…。年々体力が落ちてきているように感じるので、行けるときに行っておきたい気持ちになっています。
おしまい。
K妻に聞くと、2月の間で泊まりで行けるのは10〜11日しかないということで、前日に急遽決定。慌ただしく準備をして、翌日のあずさ1号で茅野へ。そこから満員のバスで美濃戸口へ。
美濃戸口でオーバーパンツやチェーンスパイクを履いて準備を整え出発です。登山届は事前にネット申請しておきました。
しばらくは林道歩き。
この日は気持ちのいい晴れでした。
北沢を通ります。
白黒の世界に季節の名残の緑がきれい。
堰堤広場を過ぎると、いよいよ雪の森の中へ。
時折見える大同心。
もう下山してくる人がいます。
どこに行っていたんだろう。
いいかんじの森具合。
赤岳鉱泉到着。
アイスキャンディに登る人。
赤岳鉱泉から見た北岳の大同心、小同心。
山小屋にチェックインし、少し休んだ後で中山展望台へ。
目の前に迫る大同心。
日が暮れかかって少し赤らんでました。
アップで大同心。
赤岳。
赤岳と阿弥陀岳。
まだ日が高いのでもう少し粘っていたいのですが、小屋の夕食の時間なのでいったん戻ります。
夕食を食べてひと寝入りし、さて夜の時間帯。夕方の雲もあらかた取れて、小屋から見上げても星が光っています。ただ予報は深夜から曇りなので、早めにまた中山展望台へ。昨年に来たときは雲が広がって悔しい思いをしたので、今回はリベンジです。
リベンジは、およそ成功といったところ?
雲はあるものの、星もそこそこ見えます。
上の写真は赤岳を中心に。
写真下の明るいのは行者小屋周りのテントの灯り。
しかしながら、星の撮り方を忘れてる…。ファインダーも背面液晶も何も見えない。周囲は三日月でぼんやり明るいものの背面液晶ってこんなに暗かったっけ…? 近景はヘッドライトで照らして見えるけど、遠景は当然無理。テストで1枚撮って、勘を頼りにカメラを動かし、構図を決定する、を繰り返しながらの撮影でした。おまけに雲台も冷えて動きが鈍くなるし。気温はマイナス15度くらいでしょうか。そんなに寒くはないのだけど(いや、体は十分寒いです)、この雲台、寒い中では今ひとつかも。無理矢理雲台を動かしながら、およそ3方向にカメラを向けました。
大同心から続く赤岳までの稜線。
阿弥陀岳と三日月と街の灯り。
三日月だけど写真に撮ると満月になります。
赤岳から上る、うっすら天の川。
30分くらい撮っていたら、急激に体と指先が冷えてきました。カメラを操作するのにどうしても厚手のグローブを脱いで薄いグローブになるのですが、次第に冷たさが募ってきます。そんな頃、ちょうど良く(?)雲も広がってきたので、これ幸い(!)と、撤収することにしました(笑)。根性なしで、なんか、すみません。
小屋に戻ったのは21時頃。消灯の時間で布団に潜り、疲れもあってすぐに深い眠りに…。のはずが、誰かの大いびきで2、3度目が覚めました(苦笑)。
翌朝は曇り空。あまり景色は期待できませんが、6時30分に小屋を出て、取りあえず赤岩の頭を目指します。
中途半端な天気。
それでも、ま、霧氷はきれいです。
24mmではうまく収まりきらない。
14mmに替えたいところですが、雪の登山道ではレンズ交換もままならず。
晴れていれば向こうに北岳、赤岳が見えるんですけど…。
青白い霧氷の世界。
樹林帯を抜け、赤岩の頭直前になると…。
この通り真っ白の世界。
トレースも半分消えかかっています。
赤岩の頭に着きましたが、一面真っ白というかグレーというか。
硫黄岳山頂も雲の中。
まるで抽象画の世界です。
ここはどこ?
真っ白な中で、なにか画になりそうな風景をと探します。
硫黄岳山頂が雲の中だったので、行っても写真にならないかも? とモチベーションがだだ下がり、ここで引き返すことにしました。K妻も、もう帰ろうと言い出すし(というのも、K妻の某社製X-T2ですが、昨年に引き続き寒さで動作不能に陥っていました)。
昨年は爆風の中、山頂を目指したのですが、気分が乗らないときは乗らないんですね。あと20分も歩けば山頂だったというのに。それはそれで話しのタネになっただろうに。
そんなこんなで山小屋まで戻ってきました。
朝よりは少し雲が薄くなっていますね。
やっぱり山頂まで行けば良かったと、後悔しきり。
でも、やっぱりさっさと帰ります。
写真は途中の沢。
頭の中を巡っていたのは、電車の中で飲むビールのことでした。
下山し美濃戸口からのバスが茅野駅に着くと、すぐさま窓口や切符の自動販売機にはザックを担いだ行列ができました。さすが三連休の人の多さですが、臨時の特急も多く、1時間後の3本あとに2つ並んだ席を取ることができました。その特急の中でやっとこさプシュー。これぞ特急に乗る楽しみですね。二人でビール4缶と日本酒一合を一気に飲むと、目が覚めれば新宿でした。お疲れ。
しかし、やはり雪をかぶった冬の山はいいです。夏山より好き。今シーズンのうちに、またどこか…。年々体力が落ちてきているように感じるので、行けるときに行っておきたい気持ちになっています。
おしまい。
2019-02-11 23:59
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