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塔ノ岳 [山]

 二週間を空けずにふたたび塔ノ岳を登ってきました。
 というのも、よく行く居酒屋の飲み友達が、塔ノ岳に登りたい、40年ぶりに登りたい、でも一人だと不安なので一緒に行ってくれる人がいると安心だというので、その彼と自分とK妻とで登ってきました。

 実はその彼、塔ノ岳の麓は渋沢の出身。中学生の頃に学校登山で塔ノ岳に登り、年月を経てまた登ってみたくなったのだそう。それまでは野球やゴルフやジョギングなどをしてきたものの今はやっておらず、最近なんとなく登山に興味を持ったみたい。塔ノ岳なら自分も何度も登っているし、居酒屋での山仲間が増えるのは嬉しいので、二つ返事でOKしました。

 GW中に行きましょうと曖昧な予定は立てていたものの、天候がハッキリせず、また他の予定ともぶつかって、決行したのが5月5日。前日は雷雨だったようで多少のぬかるみはありましたが、空は青く、緑は若々しく、風は爽やか(ホントは暑かった)で、富士もよく見えて、結果的にいい登山日和でした。

 当日。自分たちは新宿始発の小田急に乗り、彼は新百合ヶ丘から同じ電車に乗り込んで渋沢で合流。大倉行きのバス停に向かおうとすると、なんと彼の友人がクルマで迎えに来てくれていて、大倉まで運んでくれました。さすが地元民ネットワークです。

 大倉で準備を整え、登山開始。
 彼は大柄なので、歩幅も広い。ただ、それにしてもずいぶんと速いペースで登っていきます。山頂まで三時間くらいのペース。ちょっと速すぎますよ、とときどき声をかけると、しばし遅くなるものの、また徐々にテンポアップしていきます。いやいやそれだと、後半バテて登頂できないかも…。と思いながら、堀山に到着。ここまでで全体の3/5くらいの標高を稼いだと教えたら、まだそんなにあるの? とペース配分を考え直してくれました。というか、ここから坂が急になるのでそう速いテンポでは登れなくなるのですが。

 しかし、それでもそこそこのペースで花立、そして頂上へと無事にたどり着くことができました。大倉から休憩込みの時間で三時間三十分。立派です!
 頂上で昼食を食べたらすぐさま下山。大倉には14時に戻っていました。朝七時に出発しているので七時間で往復したことになります。今回は彼の行動に合わせたので写真もあまり撮らなかったのですが、七時間というのはおそらく自分の塔ノ岳登山の最短滞在時間です。自分としてはちょっともったいなかった(笑)。その後は、大倉でそれぞれ350の缶ビール×2を飲み干し、40年ぶりの塔ノ岳登頂を祝いました。これで、山への興味がもっと深くなってくれると、自分も嬉しいです。


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花立から見る相模湾や真鶴半島。

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ピンクのTシャツが彼。

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花立から見る富士山。

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まだ咲いていた桜。

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花立を少し登ったところで見た富士山。

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塔ノ岳、山頂。

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山頂広場。
十一時頃には結構人が増えていました。

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南アルプス。右が北岳。

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山頂から見る富士山。

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昼食はシーフードヌードル+ウィンナー+野菜。
折り畳みフォークはやっぱり便利でした。

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山頂で見た日暈。

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下山します。


 下山も速かった。
 自分たちは膝をかばっていつもはゆっくり下りるのですが、早足の彼に合わせてテンポ良く下りました。なのに、つま先は痛くなったけれどあまり膝には来なかった。ゆっくり下山だとその分、脚や膝に負担がかかる総時間が多くなります。しかし、速く歩けば膝などへの負担は大きいものの、その総時間は短くなります。膝があまり痛くならなかったのはそのせいでしょうか。期せずして、早足下山にチャレンジできたのは彼のおかげです。

 ところで、渋沢が地元の彼。友達も多く、山頂で後輩に会ったり、帰りは大倉から渋沢まで歩いたのですが、友人、知人をたくさん見かけたようでした。そんな地元の友人達を今回の山行に誘ったらしいのですが、行きたいと言いながらも断られたそうです。
 その一番の問題は登山の装備を揃えることだそうです。登山靴、上下のカッパ、ザック、ズボン等。低山であってもそれくらいの装備は必要です。それらを購入するとなると数万円がかかります。これから本気で登山をするつもりなら購入しても惜しくはないでしょうけど、もし一度の登山で懲りてしまったら、装備がもったいない。そう考えるのも無理はありません。

 彼も購入するかどうか迷ったようです。当初はスニーカーで行こうとしていましたが、自分を含め相談した人にことごとく反対されて、まずは登山靴をどうするか悩んでいました。そこで思い出したのが登山道具のレンタルです。ショップが新宿にあるのを教えると、仕事のついでに行ってほぼ一式を借りてきました。当日はその装備での登山ですが、彼曰く、スニーカーで来なくて良かった…。当前です。
 無事に登頂〜下山できたことで、自信にもなったようです。そういうのも、きちんとした装備があってこそですね。装備の重要性を理解してもらえたようで、次に彼に会うときには登山の装備を揃えていそうな気がします(笑)。居酒屋山の会の結成ですかね(取りあえずふたりだけですが)。

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