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クラウドにあるLightroomの共有画像をすべて削除する [レタッチ]

 Lightroom Classicのweb共有機能はとても便利で、仕事先への画像確認では欠かせないものとなっています。Lightroomをお使いの方、ぜひとも試してみてください。


・クラウドから別のカタログに同期済み写真が逆流する

 便利なweb共有機能ですが、困るのが複数のカタログを使ってweb共有を利用している場合です。web共有という形で「同期」機能を有効にできるのは1つのカタログだけで、複数のカタログから共有したい場合は、逐一Lightroomの同期機能をオン・オフにする必要があります。
 それはそれで仕方ないと思うのですが、同期をオフにしてもいったんweb共有された画像はクラウドに残ります。
 そこで別のカタログを開くと、先にweb共有された画像が、そのカタログに「同期済み写真」として流れ込んできてしまいます。これが非常に目障りなのです。
 しかも、逆流した写真は、その写真がもともとローカルのハードディスクに保存されていれば、その画像とリンクさえします。目障りなのでその同期済み写真を消したたいところですが、そうすると、オリジナル画像も削除されるのではないかと不安になります。これ、画像の管理がかなり不明瞭な状態となってしまいます。
 試してみたところ、実際には「同期済み写真」の画像を削除してもオリジナルは消えないようなので、安心ではあるのですが、不安はずっとつきまとうので、精神衛生上、芳しくありません…。





・クラウド上の画像をすべて削除する

 このようなweb共有された画像の逆流を防ぐには、クラウドに保存されている画像を削除する必要があります。
 いくつか方法があります。ひとつはLightroom Webで削除するという方法。もう一つはClassicでないLightroomで写真を削除するという方法。いずれも画像を1枚ずつ(複数選択もできます)消すという作業です。
 ただ、これだと複数のカタログを使っている場合、カタログを起動し直さなければならず、手間がかかります。
 そこで、自分が行っている方法は、クラウド上の画像を一気に削除する、というものです。これなら、どのカタログを開いていようが関係なく、一度の操作ですべての画像を削除できます。
 方法は次のようになります。

1. Lightroom Classicでの操作

2019092401.jpg
Lightroom Classicを起動。環境設定の「Lightroom同期」タブを選んで「すべての同期データを削除」ボタンをクリックする。


2.アカウント確認画面

2019092402.jpg
このようなアカウント確認画面が表示されるので「Lightroomライブラリを削除」ボタンをクリックする。


3.削除を実行

2019092403.jpg
「ライブラリを削除」で『「〜 枚を削除」と入力して』と促されるので、表示された数字の通り「● 枚を削除」と入力して「削除」ボタンをクリック。これでクラウド上の画像はすべて削除されます。
 なお、入力する「● 枚を削除」の文字ですが、数字と文字の間に半角スペース(画像中の黄色の矢印で示した部分)を入れないと、エラーになります。最初気づかず「どうして削除できないの???」状態でした。気をつけてください。



※カタログが壊れたことも…
 自分の場合、最大で3つのカタログで同時にweb共有を行い、それぞれのカタログに画像が逆流したことがあります。気持ち悪いので、それぞれのカタログで逆流した画像を削除しようといろいろやっていたら、なんと、カタログが壊れてしまったことがあります(登録画像が9万枚から数百枚に減った…!)。これには焦りました。幸い、直前にカタログのバックアップを取っていたので事なきを得ました。逆流現象が原因かどうかは不明ですが、それ以来、気をつけるようにしています。具体的には、クラウド上の不要な画像は、逐一すべて削除を行って、なるべく逆流が起きないように(起きても数が少ないように)しています。また、カタログのバックアップも、それまでは月一回でしたが、毎日(起動する度に)取るようにしています。Lightroomを使う上で、カタログのバックアップはとっても大事です。

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