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カッコよく撮りたい、仕上げたい [カメラ・写真]

 時々ブツ撮りの練習をします。

 最近はエアガンをモデルにしているのですが、これが難しい。いつも寝かせて撮るばかりなので、立てて撮りたい。エアガンを立ててセットできるような機材があればいいのですが、そこまで本格的なブツ撮り屋さんではなく、家にあるものでできる範囲で撮る程度なので限度があります。あとは、小物を配置したり、レタッチで印象を変えたり、そんなものです。

 実はブツ撮りで重要なのは、撮影やライトのテクニックもありますが、スタイリングもかなり重要です。仕上がりの写真イメージに対して、半分かそれ以上を左右するといってもいいくらい。
 それ自体が激しくオーラを放つようなモノなら、背景を選べばモノ単体でもそこそこ見られるものになるとは思います。しかし、世の中にある大概のモノってそんなにオーラはありません。写真として仕上げる際にどうやってそのオーラを引き出し、誇張するかが大事なところです。

 そのスタイリングって、どっちかというかデザイン的なものの見方だと思います。写真を撮る際に構図を作ります。それもデザイン的な要素ですが、ブツ撮りのスタイリングは状況をいちから作り出すという点で勝手が異なります。そこ、苦手なんですよね、自分。
 ちゃんと予算のあるブツ撮りではスタイリストが付いて、小物選びやらシチューションづくりをしてくれます。自分でやる場合は、もちろんそんな予算もありません。ただし、自由にできますけど。そういった感性を磨くのに、たまにブツ撮りをしています。たいがい下手っぴで終わりますが(笑)。

 以下、お目汚し。

2020011601.jpg
向こう側からのライティングをベースにわりとフラットに撮り、レタッチで色合いや光の加減を調整。もともとノーマルな色調ですが、アンバーがかぶっていないとかなりつまらない写真です。





2020011602.jpg
エアガンと全く関係ないですがビンやサイコロを配置して空間を埋めました。
こうするとなんとなく見られる写真になってきます。

 ミリタリー系の専門誌などの写真を見ると、銃の周りに皮のホルスターを置いたり薬莢を置いたりして間を持たせることが多いようです。そのほうが銃のイメージに合うし王道的な表現でしょう。
 サイコロを置いたのは、「銃とギャンプル」みたいなイメージですけど、これも彩度を抑えたアンバーかぶりに救われています。サイコロよりもトランプとかのほうがマッチしますかね。持っていないですけど。

 と、まあ、こんな感じでたまにブツ撮りの練習をしているという話でした。


 ちなみに上の写真は、E-M5 II/IIIに付属のコマンダーストロボを付け、純正ストロボ2灯(FL-900R、FL-600R)をオフカメラを使っています。ただ、そのストロボが光通信なので、とにかくブツ撮りには使いにくい。
 写真を撮る前に露出を計るのですが、光通信なのでコマンダーストロボが最初に弱く発光します。その光に露出計(L-478D)が反応して、その直後に発光する本番のストロボの光量を計ることができません(上位機種の露出計=L-858Dなら最初の発光をスルーできそう)。電波通信タイプならそういうことはありません。オリンパスにも電波通信対応のストロボや光通信のストロボを電波通信に対応させるためのアダプターがありますが、そこまでの投資はちょっと…。なので、このシステムでなんとかブツ撮りをスムーズにできないか模索しているところです。たぶんダメっぽいですけど。
 ちょっとしたブツ撮りをするのに、マイクロフォーサーズって手軽でいいのです。被写界深度が深くなるのも大きなメリット。さらにモノブロックではなくてクリップオンできれば、モアベター、なんですけどね。
 こういうのって結局機材に左右されます。用意できるかどうか、つまり資金力ですね。お金、沸いてこないかな(笑)。

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