SSブログ

JSC練習のこととか [エアガン]

 またまたトイガンネタ(笑)。

 先日は精密射撃(APSカップ)の話をしましたが、今回はスピードシューティングの話。タイトルのJSCとはJapan Steel Challengeのことです。他にもスピードシューティングの競技はありますが、国内のシューターさんが最終的に目指すのはJSCと言えると思います。
 この競技の練習に取り組んで六ヶ月。当初はグダグダでしたが、最近やっとさまになってきたといいますか、そこそこの結果が出るようになってきました。

JSCという競技は、簡単に言うと五枚の鉄板を撃つ時間を競うものです。鉄板のサイズやレイアウトが異なる八つのステージがあり、一つのステージごとに五回射撃を行い(一部のステージでは三回または四回となる)、一番悪いスコアを除いた四回分をそのステージの合計タイムとします。


 タイムを縮めるには、より早く撃つだけでなく、的に外れて撃ち直しをするとその分時間が増えるので、より正確に撃つことも求められます。トイガン自体の命中精度はとても高く、6m離れた12.5cmの的に難なく当たるので、的から外れたらそれは自分の腕のせいです。
 スピードと正確さが求められる競技なのですが、面白いのはメンタルもその結果を大きく左右すること。結果的にタイムを競いますが、競技中は誰かと競うわけではありません。自分との戦い(?)で、自分の意思通りに身体を動かせるかが重要となってきます。普段、思い通りに身体を動かしているはずなのに、この競技ではなぜか思うように動いてくれないのです。
 例えば、的に照準が乗ったら引き金を引くという射撃本来の行為も、的に照準を合わせる前に次の的に移動を始めてしまい、その間に引き金を引いてしまうことがよくあります。また「多少時間がかかっても正確に撃つ」というのを自分に課しても、正確に撃つために動作を遅くすることができない、ということもあるのです。スピードを規則競技ゆえ、身体が先走ってしまうのだと思います。
 さらに、早く撃ってカッコいいところを見せようとか、もう少し時間を縮めようと欲をかくとか、他人と撃つとその速さに惑わされるとか、早く撃つ技術だけでなく、メンタルの強さも求められるのです。

 この競技にこんなにハマルとは思いませんでしたが、「意識で身体をコントロールする」ことに面白さや快感を感じているのだと思います。時間を競う中で意識と身体が一致するとけっこう快感です。まあ、それでもやっぱり早く撃てれば嬉しいんですけどね。


 というわけで、二週間ぶりにJSCの練習をしてきました。
 スコアですが、六ヶ月前は110秒台が多かったのですが、今回は100秒台前半。練習した分だけ上達してきているのだと思います。当面の目標は100秒以下ですが、そこには100秒の壁があるといわれていて(笑)、けっこう苦戦しています。壁を越えるのはいつだろう?

2021052001.jpg
今日の結果(二回分)。TotalTimeが五桁になっていますが、先頭から三桁で小数点が入ります。


2021052002.jpg
苦手なステージ(Speed Option)。
スタンスを変えたり、集中度を上げたりしたら、二回目はましな結果に。


 ステージごとにスタンスを変えるというのは、師匠からはあまり勧められないのですが、個人の身体のクセもあって、自分の場合は変えています(そのほうが結果がいいことが多いので)。もっと若い人になら、スタンスや姿勢は変えずにと、自分もアドバイスすると思います。
 それから大事なことが、集中力を維持したり、途切れた集中力を必要な時に回復させるということ。集中力を欠くと、とたんにボロボロになります。
 平常心でいながら集中力MAX、そういうメンタルを私は持ちたい(笑)。



nice!(4)  コメント(0) 

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。