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iPad用キーボード Keys-to-Go [パソコン]

 先日の滋賀出張。その仕事はけっこうタイトなスケジュールだったので、滋賀滞在中に少しでも仕事を進めておきたいと思っていました。その一つがテキスト起こし。
 しかしながら、出張前日に荷物をパッキングしてみると、どうしてもノートPCが入るスペースがありません。いえ、入るスペースはあるのですが他の荷物が重くて硬い撮影機材なので、一緒に入れると運搬中にノートPCがバキッと折れそうな気がして止めました。代わりに少しでも足しになればとiPad miniを持っていくことに。

 そして出張当日。iPad miniでそこそこの量のテキストを起こすのにやはり不安を覚え、朝から慌ててiPad miniで使えそうなキーボードを探しました。miniでないiPadなら純正も含めカバー一体型があって便利そうですが、miniにはさすがにありません(miniサイズにキーボードを収めようとすると、キービッチが短すぎて、まともにキーを打つことができないものになりそう)。そこで独立したタイプのキーボードを探すとロジクールからiPad用、iPhone用と銘打たれたキーボードを発見。それがKeys-to-Goでした。ただ、値段がおよそ9,000円前後とお高め。もうひとつ見つけたのが同じロジクール製ですが汎用のK380というもので、こちらは3,000円ちょっとでした。

 値段で選べば後者ですが、実際の打感とかサイズ感はどんなだろう? そこで在庫があることを確認し、出張の電車に乗る前に新宿の量販店で両者を比べることにしました。量販店の地下一階で展示品を見つけ、サイズを比べたりタイプして打感を比べたり。結果、打ちやすいのはサイズが少し大きく、またキータッチもハッキリしているK380ですが、単四電池で動くためどうしても厚みが出てしまいます。その厚み、今回の出張鞄ではかなりきつそうです。もうひとつのネックが、キー配置がWindows PC向けで、もう何十年もMacのキーボードを使っている自分には打ちにくく感じたこと。悩んだ挙句、選んだのは値段が三倍近くも高いKeys-to-Goでした。


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Key-to-GoとiPad mini 5。
コピーに宣伝臭がして、なんだかすみません(笑)。




 購入後、量販店前のベンチで箱から出してバッテリー充電やiPadとの接続を確認しましたが、問題なく動作します。打感もそれほど悪くない。一安心です(ネットのレビューには打感についての酷評もあるので)。そそくさとカバンにつめ、外箱や付属品はK妻に託し(一緒に来てもらっていました)、自分はいざ滋賀出張へと旅立ったのでした。


 さて、滋賀までの新幹線の車中、テキスト起こしに早速Keys-to-Goを使い始めました。短いキーピッチがやはり使いにくいですが、そこは慣れの問題かと。新幹線の狭いテーブルの上での作業ですが、iPadのソフトキーボードを使うより断然効率はいいです。入力モードの日本語-英語も左下のキーを押すだけ。カーソルキーもあるし、無意識にショートカットのcommand+C,〜A,〜Vなどを操作したのですが、普通に使えてちょっと感心しました。
 滋賀のホテルについてからは操作にも慣れてきたので、けっこう快適にテキスト起こしができました。やるじゃん、Keys-to-Go! おかげで、そこそこ仕事が進んだので、出張グループで行った居酒屋で気兼ねなくビールを飲むことができました(笑)。

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Key-to-GoとiPad mini 5を重ねて置いた状態。
Keys-to-GOの厚みは6.3mm。薄いです。


 好感触のKeys-to-Goですが、一つ難を言えば確定前の入力した文字を取り消すためのEscキーがないこと。これは未だに不便だなと思います。何か対処方法があるのかもしれませんが。
 それから、これはKeys-to-Goのせいでないのですが、iPad miniだとやはり作業効率は落ちますね。文字を入力するだけなら問題はないのですが、ネットで調べ物をしながらテキスト起こしたい時など、テキスト入力画面とWeb画面を同時に表示すると、どちらも文字が小さくなってとっても見づらいです。まあ、そもそもそのような使い方はiPad miniではあまり想定されていないとは思うので、割り切っていますが。


 さて、購入して二週間ほど経ちますが、感想としては「いい買い物をした」と思っています。自宅でも使用頻度は多めです。例えばtwitterとかfacebookとかで投稿やコメントを書き込む際に重宝します。Keys-to-GoのスイッチをオンにすればすぐにiPad miniとつながるし、小さく軽いので好きな格好で使えます。使いたい時に使えるというのがとってもストレスフリーです。
 自宅のリビングのMacでもBluetoothキーボードを使っているのですが、そちらは電源を入れても、毎回なかなかつながらず、結構イライラするのとは雲泥の差です。思い立った時とか必要な時にパッと使えることって大事ですね。

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リビングのMac用に使っているミニマルのBluetoothキーボードとKeys-to-GO。
ミニマルキーボードよりさらに小さいのがわかると思います。


 というわけで、Keys-to-Goを適当にレビューしてみました。今日のブログのテキストもKeys-to-GoとiPad miniで書いています。キーボードを使うとiPadなどのタブレットも使い道が広がることを今さらながらに実感しました。食わず嫌いは損をする。何でも試してみないとわからないものですね(初期投資はかかるけど…)。

 ちなみに、iPadとKeys-to-GOではPagesを使って文字入力をしています(無料だし)。そこそこの使いやすさですが、複数の文書を同時に表示できればもっと使いやすくなるのにと思います。バージョンアップで対応してくれないかな。












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