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OM-1のRAWをAdobeのアプリで現像すると [カメラ・写真]

 OM-1のRAWをLightroom ClassicやCameraRawの「Adobe初期設定」で現像すると、思った以上にノイジーな画像になります。これを見ると「前評判と違う」と思う人もいるかもしれません。しかし、OM-1が記録するJPEGや純正のOM Workspaceで現像した画像はノイズの少ないきれいな画になっています。センサーがクアッドピクセルなのでやはり同じピッチのセンサーに比べればノイジーなのかもしれません。それをカメラのエンジンやOM Workspaceがうまく処理しているようです。
 このノイジーさ、基準感度のISO200でも目立ちます。いざとなればOM Workspaceで現像すればいいのですが、自分はLightroom Classicを写真を扱うプラットホームにしているので、このノイジーさはいただけません。
 そこで、ISOごとのシャープとノイズの設定を行い、それをISOアダプティブプリセットにして、Lightroom ClassicのOM-1用初期設定として登録しておきました。ついでにE-M1 Mark IIIの設定も、これまでは解像感重視でけっこうノイジーな設定にしていたのを見直し、OM-1と同じような感じに。OM-1とE-M1 IIIを比べると、同じISOで撮った場合、やはりOM-1のほうが解像感が高く、ノイズは少なめに感じます(個人の評価)。技術の進化です。


2022032801.jpg
シャープとノイズの評価に使った写真(いつもの景色)。
ISO200からISO25600まで一段違いで撮っています。


2022032802.jpg
同じRAWをLightroom Classicを使ってAdobe初期設定で現像した画像(左)と、OM Workspace(シャープだけ+1に設定)で現像した画像(右)。
ISOは200。
200%拡大表示。
WBはそれぞれのアプリで自動に設定。
比べると、左の画像はかなりノイジーです。



2022032803.jpg
OM Workspaceの現像結果を参考に、Lightroom Classicの「ディテール」パネルでいろいろ調整してノイズを抑えました(左)。右のOM Workspaceの画像に比べると少〜しネムイかも。
のちのち気になるようだったら調整し直すことにして、今回はこんな感じで手を打ちました。


 このように、OM-1(EMシリーズも)のRAWをアドビ系のアプリケーションの初期設定で現像すると、ノイジーになります。それだけを見てOM-1の写真がノイジーだと評価するのは早合点かもしれません。海外のレビューサイトなんかを見ても、アドビ系ソフトで何も気にせずに現像していそうなところもあって、ミスリードしているようにも思えます。迂闊な評価は気をつけたいです。

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