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気晴らしに魚居酒屋へ [飲み食い]

 日曜日ですが、気晴らしに夜は飲みに。
 気晴らしですよ、気晴らし。
 しかし、日曜日にやっている店は案外少ないです。
 あの店この店、やっているかなぁと、中野坂上を歩きながら、明かりのついた提灯を見つけたので入店。


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三点盛り!


 
 
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そうなんです。
ここは三点盛りと謳いながら七点ほど盛られてきます。
うれしい騙し討ち(分かってて頼んでるですが)。

 値段は以前より少し上がって千四百円くらいでした。
 刺身の種類はなんだったかな。
 写真を見直すと、マグロ、カツオ、ホタテ、タイ、イワシ、アジ、アマエビかな。
 もうこれを頼むだけでお酒を二杯くらい飲むことができます。


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K妻が頼んだのはマツダイのカマ。
自分はあまり食べませんでしたが、彼女は満足げでした。

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酒のアテに頼んだのが貝の肝の味噌。
さやかな味わいでした。また頼みたい。

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お通しはアオサの茶碗蒸し。
これもおいしかった。


 頼んだお酒は、紀土の純吟ひやおろし。
 刺身によく合いました。
 ごちそうさま。


 ところで、先ほど「アテ」と書いたんですが、この言葉を知ったのは、ここ十年くらい前でしょうか。自分の出身は南東北で、また学生時代は北海道や新潟で過ごしましたが、その頃使っていたそれに該当するコトバは「サカナ(肴、酒菜)」だったように思います。その後「ツマミ」を覚え、さらに「アテ」を知りました。

 それぞれの違いについて簡単にネットで調べてみたら、以下のようです。
 サカナ:割と総称的な意味合い
 ツマミ:手で摘んで食べられるもの
 アテ:酒にあてがう料理(関西で使われた言葉のよう)

 ふーん、なるほどね。
 アテということばがなんだか、妙に小洒落た感じがして、少し使いづらかったんですが「あてがう」から派生した言葉なら、そんなこともなくて、逆に身近に感じました。
 普段何気なく使っている言葉を改めて調べてみるのも面白いです。

 ちなみに、手元にある明解さん(ひとつ前の第七版)では、サカナとツマミについては載っていましたが、アテはありませでした。刊行当時の二〇一二年は、全国的にアテということばが流通していなかったのかもしれません。今ではテレビなどのメディアで躊躇なくアテが使われているので、ここ最近で全国的に認知されるようになったのかもしれないです。

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