XPro IIの「シングルコンタクト機能(Legacy Hotshoe)」 [カメラ・写真]
Godoxのワイヤレスフラッシュ・コマンダー「XPro II」について前回からの続きです。
初代XProになくてXPro IIで追加された機能に「シングルコンタクト機能」があります。英語の説明では「Legacy Hotshoe(レガシーホットシュー)」と呼ばれている機能です。この機能、実はOM(OLYMPUS)カメラを使っている自分にはとてもありがたいものでした。
・メーカー専用のフラッシュ
純正ではなくサードパーティーが用意するカメラのフラッシュには、「キヤノン用」とか「ニコン用」「オリンパス用」などとメーカー対応が謳われます。というのも、自動で発光量を調整するTTL機能や、高速シャッターでのフラッシュ発光を可能にするハイスピードシンクロなどは、カメラ本体とフラッシュとの通信があって実現されます。その通信内容が独自の規格であるため、サードパーティーのフラッシュもそのメーカーに対応したものが必要になるわけです。光量調整などを行わず単に発光させるだけなら、基本的な信号だけをやり取りする通信端子(接点)があればいいので、その接点さえつながれば、他メーカー対応のフラッシュを別のメーカーのカメラで発光させることも可能です(その他の端子がどう影響するかはわからないですが)。
・OM機とGodoxの相性問題
そんなわけでOM機にはOM機に対応したフラッシュなり、コマンダーなりを用意することになります。ですが、前にも記事をアップしたんですが、GodoxのフラッシュやコマンダーとOMカメラとの相性が今ひとつなんです。簡単にいうと、フラッシュをマニュアルで発光する設定にしても、シャッターが切れるのにタイムラグが発生するということ。一瞬を狙ってシャッターを切っても、実際に写るのはワンテンポ遅れた画像になってしまいます。プリ発光をして光量調整を行うTTLであればそれは仕方ないのですが、ただ単に発光させるだけのマニュアル発光でもワンテンポ遅れます。マニュアル発光の場合でも、カメラとフラッシュ(コマンダー)で通信を行っているような感じ。人物の表情や仕草を狙って撮る場合のシャッターの遅れは致命的です。
・XPro IIで相性問題解消
初代XProにはそのタイムラグを回避する手立てがなく、解決策としてコマンダー(XPro)を直接ホットシューには繋がず、カメラのシンクロ端子を利用する機材(UNの「ホットシューPCコネクター/UN-7415」やエツミのコード付きホットシュー/E-519)を介してXProにトリガー信号を出させることで、瞬時にシャッターが切れるようにしていました。この対策方法を記した記事は以前にアップしています。
しかしXPro IIでは、カメラ独自の通信機能を無効にし、単純な発光信号だけを受け取ることで、シャッターを切れば瞬時にフラッシュが発光するというモードを備えました。それが「シングルコンタクト機能」。このモードを備えたことで、カメラのシンクロ端子にコードを接続するような余分な機材を必要とせず、カメラにダイレクトマウントしての運用ができるようになりました。自分の場合、基本的には露出もフラッシュ光量もマニュアル調整なのでこれで十分。
導入してから何回か実際に運用しましたが、問題なく使えています。余分な機材をかませる煩わしさもなくなりました。もし、TTLやハイスピードシンクロが必要になったら、「シングルコンタクト機能」を解除すればいいだけです。
ちなみに、UNもエツミも上記機材の生産が終了しています。需要がないのでしょうね。今後、GodoxのフラッシュをOM機で軽快にシャッターを切りたいならXPro IIのような「シングルコンタクト機能」を備えた製品が必要ということです。

XPro IIのシングルコンタクト機能は、メニューでこのアイコンを選びます

すると「LAGECY HOTOSHOE」の画面に変わるので「ON」を選択

メイン画面に赤丸の表示がでていればシングルコンタクト機能が有効になっています
…
初代XProに比べるとXPro IIは「かゆいところに手が届いた」感じで、コマンダーとしては完成の域に近づいたのではないかと、個人的には高評価をしています。もし可能であるなら、初代XProもファームアップで対応してもらいところです。

初代XProになくてXPro IIで追加された機能に「シングルコンタクト機能」があります。英語の説明では「Legacy Hotshoe(レガシーホットシュー)」と呼ばれている機能です。この機能、実はOM(OLYMPUS)カメラを使っている自分にはとてもありがたいものでした。
・メーカー専用のフラッシュ
純正ではなくサードパーティーが用意するカメラのフラッシュには、「キヤノン用」とか「ニコン用」「オリンパス用」などとメーカー対応が謳われます。というのも、自動で発光量を調整するTTL機能や、高速シャッターでのフラッシュ発光を可能にするハイスピードシンクロなどは、カメラ本体とフラッシュとの通信があって実現されます。その通信内容が独自の規格であるため、サードパーティーのフラッシュもそのメーカーに対応したものが必要になるわけです。光量調整などを行わず単に発光させるだけなら、基本的な信号だけをやり取りする通信端子(接点)があればいいので、その接点さえつながれば、他メーカー対応のフラッシュを別のメーカーのカメラで発光させることも可能です(その他の端子がどう影響するかはわからないですが)。
・OM機とGodoxの相性問題
そんなわけでOM機にはOM機に対応したフラッシュなり、コマンダーなりを用意することになります。ですが、前にも記事をアップしたんですが、GodoxのフラッシュやコマンダーとOMカメラとの相性が今ひとつなんです。簡単にいうと、フラッシュをマニュアルで発光する設定にしても、シャッターが切れるのにタイムラグが発生するということ。一瞬を狙ってシャッターを切っても、実際に写るのはワンテンポ遅れた画像になってしまいます。プリ発光をして光量調整を行うTTLであればそれは仕方ないのですが、ただ単に発光させるだけのマニュアル発光でもワンテンポ遅れます。マニュアル発光の場合でも、カメラとフラッシュ(コマンダー)で通信を行っているような感じ。人物の表情や仕草を狙って撮る場合のシャッターの遅れは致命的です。
・XPro IIで相性問題解消
初代XProにはそのタイムラグを回避する手立てがなく、解決策としてコマンダー(XPro)を直接ホットシューには繋がず、カメラのシンクロ端子を利用する機材(UNの「ホットシューPCコネクター/UN-7415」やエツミのコード付きホットシュー/E-519)を介してXProにトリガー信号を出させることで、瞬時にシャッターが切れるようにしていました。この対策方法を記した記事は以前にアップしています。
しかしXPro IIでは、カメラ独自の通信機能を無効にし、単純な発光信号だけを受け取ることで、シャッターを切れば瞬時にフラッシュが発光するというモードを備えました。それが「シングルコンタクト機能」。このモードを備えたことで、カメラのシンクロ端子にコードを接続するような余分な機材を必要とせず、カメラにダイレクトマウントしての運用ができるようになりました。自分の場合、基本的には露出もフラッシュ光量もマニュアル調整なのでこれで十分。
導入してから何回か実際に運用しましたが、問題なく使えています。余分な機材をかませる煩わしさもなくなりました。もし、TTLやハイスピードシンクロが必要になったら、「シングルコンタクト機能」を解除すればいいだけです。
ちなみに、UNもエツミも上記機材の生産が終了しています。需要がないのでしょうね。今後、GodoxのフラッシュをOM機で軽快にシャッターを切りたいならXPro IIのような「シングルコンタクト機能」を備えた製品が必要ということです。

XPro IIのシングルコンタクト機能は、メニューでこのアイコンを選びます

すると「LAGECY HOTOSHOE」の画面に変わるので「ON」を選択

メイン画面に赤丸の表示がでていればシングルコンタクト機能が有効になっています
…
初代XProに比べるとXPro IIは「かゆいところに手が届いた」感じで、コマンダーとしては完成の域に近づいたのではないかと、個人的には高評価をしています。もし可能であるなら、初代XProもファームアップで対応してもらいところです。

【技適マーク付き】Godox XProII-O ワイヤレスフラッシュトリガー 1/8000s HSS TTL変換 手動TCM機能 大型LCDスクリーン オリンパス・パナソニックカメラと互換性がある
- 出版社/メーカー: GODOX
- メディア: エレクトロニクス
2024-12-19 23:59
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コメント(1)
だほんです。
いつもnice!をありがとうございました。
SSブログからSeesaaブログへ引っ越しました!
https://kimamamani.seesaa.net
by だほん (2024-12-20 08:02)