SSブログ
カメラ・写真 ブログトップ
前の10件 | 次の10件

OM SYSTEM、プロレンズのファンクションボタンについて [カメラ・写真]

 勝手にOM SYSTEMに要望です(^^)。

 実は前から気になっていたことがあって、それが最近仕事で使うようになって、よりその「気になりポイント」が顕在化しました。というのはプロレンズにあるファンクションボタンです。
 個人的にはキヤノンのユーザー歴がが長いのでどうしてもキヤノン製品との比較になってしまうのはご容赦してください。

 キヤノンの望遠Lレンズにはいくつかスイッチがあって、その一つがAFリミッターです。例えばEF70-400mm F4L USM IIには写真のようなAFリミッタースイッチがあります。キヤノンユーザーには見慣れたこのようなスイッチですが、重要なのはこれがスライドスイッチだということです。

2023101003.jpg
EF70-400mm F4L USM IIのAFリミッタースイッチ。


 一方、OMシステムのプロレンズにはファンクションボタンが用意されています。手持ちのプロレンズのファクションボタンの写真を撮ってみました。一つはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO、もう一つは同12-40mm F2.8 PROです。

2023101002.jpg
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのファンクションボタン。

2023101001.jpg
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのファンクションボタン。


 自分の場合、キヤノンと同じようにこのボタンにAFリミッターを割り当てていて、ボタンを押すとAFリミッターがオン・オフにトグルで切り替わるようにしています。鳥撮影の時なんかはそれなりに便利なのですが、普段の撮影の時、気づかないうちにこのボタンを押してしまうことがあって、いつのまにかAFリミッターが効いてピントの範囲が「5m〜♾️」なんてことになっていたりします。
 40-150mmレンズの方は、カメラボディから遠い位置に配置されているのでまだ誤操作も少ないのですが、12-40mmのボタンはカメラボディに近く、カメラを構えるだけでボタンに触れてしまうことが多々あります。

 先日の仕事の撮影でも、いつの間にかボタンを押していてAFリミッターが効いてしまい、ピントが合わなくなって困ったということがありました。はじめはカメラの故障かとも思いましたが、AFリミッターのせいだと気が付いてよかった。しかし現場では焦りまくりました(思い通りに機材が動作しないと恐怖です)。

 帰宅後、設定を見直して仕事撮影用のカスタムモードではボタン機能をオフにしたのですが、せっかくのボタンなので、有効に活用したいところです。オフにしたのでは宝の持ち腐れ。なので、ボタンではなくスイッチにしてもらえると、いいなぁと…。
 もちろんボタンにはAFリミッターだけでなくいろんな機能を割り当てられます。絞り込み機能などにすることもできます。その際は、ボタンを離せば絞り込みも解除されるので、カメラの機能が変わったままということはありません。ただ、絞り込みボタンは別にあるし、他の機能を割り当てる必要性を感じられないのです。人によっては、このボタンを活用している人も多いと思うのですが、個人的にはスイッチであったほうが嬉しいです。解決策としてはボタンとスイッチを両方備えるとか!?
 ちなみにM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROやM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROはAFリミッターはボタンではなくスイッチなんですよね。なぜ?

 愚痴というか要望でした。

nice!(3)  コメント(0) 

インタビュー撮影用にOM-1の設定を見直す [カメラ・写真]

 Godox AD100 Pro導入に合わせ、OM-1をインタビュー撮影に使い始めていますが、OM-1というかミラーレスならではの仕様に戸惑いました。ひとつは撮影時にEVFや背面液晶に表れるフリッカー、もうひとつが撮影直後の確認画像の表示。それぞれ設定を見直したので、その顛末を以下に書きます。OM機を取材や仕事で使いたいという人の参考になれば。


1)撮影時のEVFに表れるフリッカー対策

 フリッカーというと、撮影画像に表れる縞模様のことだとずっと思っていましたが、撮影中のEVFや背面液晶にも表れるんですね。ずっと光学ファインダーのデジタル一眼レフカメラを使っていたので、撮影画像にフリッカーが現れることはあっても、ファインダーがチラつくという現象は経験がありませんでした。
 というのも先日の取材で行ったオフィスでのことですが、そこの照明との相性が悪いのか、OM-1のEVFと背面液晶でフリッカーが現れてしまい、見にくいだけでなく、AF動作にも支障が出るほどでした。フリッカーの縞模様でAFが合いにくくなるようでした。OM-1を本格的に実践投入してこれで二度目の撮影ですが、盛大に出まくるフリッカーに困惑、困窮しました、ホント。今回、撮影した画像にフリッカーは出ませんでしたが、ピントについてはかなり不安だったので、いつもより多めに撮ったのはいうまでもありません(笑)。結果的に品質上の問題は生じませんでしたが、不安を抱きながら撮影するのは精神衛生上よろしくないです。
 これまでE-M5 IIIやらE-M1 Mark IIIやらOM-1やらを使ってきていますが、撮影時のEVFにフリッカーが出るというのは前述したように経験がありません(バスや電車の掲示板は別)。やはり今回訪ねたオフィスの照明との相性なのでしょうかね。
 ともかく、これはなんとかせねば! と帰宅後、ひとり対策会議を開きました。フリッカーに関する話題を取説やらネット検索やらで調べると、OM機には「フリッカーレスLV」という機能があることに気づきました。そしてこれが「Off」になっていたのですね。今回、この機能をオートにしておけば、もしかすると撮影時のフリッカーに悩まされることはなかったかもしれません。先に気づくことができればいいのですが、往々にして「事件は現場で起きる」ものです。というか、事件は現場でしか起きないともいう(笑)。

2023100401.jpg
これが撮影時のフリッカーを低減する設定。
とりあえず「オート」にしておきました、というかこれが推奨らしいです。


続きを読む


nice!(13)  コメント(0) 

新宿中央公園 [カメラ・写真]

 今日も西新宿へ買い物。
 …に行く前に新宿中央公園でプチ撮影。

2023100101.jpg
E-M5 III+45mm F1.8(開放)で撮影。
マイクロフォーサーズのそれもあまり明るくないレンズですが、
背景を工夫するとボケが強調されますね。

2023100103.jpg
上と同じレンズですが背景が近いとやはりあまりボケてくれません。

2023100102.jpg
こちらは25mm F1.8。
もうすこしボケてほしい。


 う〜む。
 OM SYTEMのF1.8シリーズのレンズ、小さく軽く使いやすいのですが、ぼかしたい時に大きくボケてはくれません。そもそもボケないマイクロフォーサーズですしねぇ。こういうのを見ると、もっと明るいレンズが欲しくなります。しかし、ここ何ヶ月か出費が続いているのでガマン。
 
 

続きを読む


nice!(11)  コメント(0) 

OM SYSTEMのカメラを仕事で使う [カメラ・写真]

 フラッシュをプラットホームフリーのGodox AD100 Proに変え、取材カメラをOM SYSTEM(以下OMと略)に移行中です。その中で見えてきた課題がいくつか。

2023092501.jpg
OM SYSTEMのカメラとX Pro(O)


1)X Pro(O)との相性があまり良くない

 ワイヤレス発光させるためのコマンダーであるX Pro(O)ですが、カメラ本体のホットシューに取り付けると、シャッターの切れるタイミングがワンテンポ、ツーテンポほど遅れます。購入後、家でお気楽試し撮りをしている時はあまり気づかなかったのですが、先日の徳島取材で表情やタイミングを狙って撮ろうとすると、タイムラグが生じて使えませんでした。この現象は手持ちのOM-1とE-M1 IIIで確認できています。
 個体の問題なのか仕様なのか、はっきりさせるため、某所で別個体のX Pro(O)や新型の X Pro II(O)、さらにはV860 III(O)なども試しましたが、タイムラグが生じるのはどれも同じでした。もしかして純正のフラッシュでもタイムラグが生じているのかと思いきや、FL-900Rを使う分にはスパスパシャッターが切れるので、やはりカメラ本体とX Pro(O)との相性問題のようです。
 OM用以外にキヤノン用のX Pro(C)も持っていて、それと5D Mark IVとの組み合わせは、ストレスなくシャッターが切れます。GodoxのOM用コマンダーやフラッシュでタイムラグが生じるのは、GodoxによるOMのフラッシュ通信の解析が不十分なためなのかもしれません(あるいはPanasonic用と兼用なのでその弊害が生じているのかも?)。
 ちなみに、X Pro(O)のモードをマニュアルやTTLではなくマルチ発光に切り替えるとタイムラグが生じなくなります。ただマルチ発光モードでは、グループごとの光量指定ができなくなるので、自分の用途では使えません。
 もうひとつちなみにですが、OMのカメラにキヤノン用X Pro(C)を取り付けたところ、なんとスパスパとシャッターが切れました(!!)。ただ、このような組み合わせは故障の原因になりそうなので、使うのはやめておきます。

 このような情報が少ないのは、OM機でGodoxのフラッシュやコマンダーを使っているユーザーが少ないからでしょうかね。X Proではないですが、Godoxの別のOM用コマンダーでもタイムラグが生じるとAmazonのレビューにありました。やはり通信解析が完璧ではないのでしょう。


続きを読む


nice!(13)  コメント(0) 

AD100 Proの分光分布 [カメラ・写真]

 AD100 Proを仕事で使い出して感じるのは、これまでのキヤノン600EX-RTより赤く写るということ。毎回、撮影環境が違うので、確信は持てなかったのですが、これからも使っていくので改めて測ってみました。
 計測に使ったのは、i1Pro 2とLighting Info。ちなみにLighting InfoですがインテルMacでしか動きません。古いMacBook Proがあってよかった。


AD100 Proの分光分布

 直射光、トランスルーセント、トランスルーセント+ディフューザーの3パターンを計測。出力はよく使う1/8です。光源や発光面から1.2mくらい離れたところでi1Pro 2で計測。測るたびに結果がばらけるので、三回ほど測って色温度が中間のものを採用しています。


2023092201.jpg
・直射光
割ときれいなスペクトルに思えます。
紫外線がないのも特徴でしょうか。
色温度(CCT)は6144Kと出ました。


2023092202.jpg
・トランスーセントアンブレラの通過光
UNPLUGEDのトランスルーセントアンブレラを通した光を計測。
スペクトルにガタが出ますが、まだきれい。
色温度は5945Kです。


2023092203.jpg
・トランスルーセントアンブレラの反射光+ディフューザー
アンブレラの反射光にUNPLUGLEDのディフューザーを追加。
これが自分が一番よく使う光源です。
スペクトルはさらにガタが出て、紫外線が増えていますね。
色温度は5641Kです。


続きを読む


nice!(13)  コメント(0) 

徳島出張 [カメラ・写真]

 十一日〜十二日と徳島出張でした。
 当初は飛行機で日帰りとも考えていたのですが、撮影機材を入れるバッグが大きく重く、機内持ち込みができなさそうなので、新幹線と在来線を使って行くことにしました。飛行機の預け荷物で機材が壊れたら仕事にもならないですしね。また電車なら車両内の最後尾の席を指定すれば大きな荷物も置けます(そもそも新幹線の場合、規定以上の荷物を持ち込む場合は最後尾を指定しなければなりません。そのはず)。

 出張当日の十一日の朝、東京駅を七時三十分に出る新幹線に乗って岡山まで行き、岡山から特急うずしおで徳島着。特急が直通だったため往路は乗り換えが一回ですみました。東京からは遠く感じられる徳島ですが、東京駅からの移動時間は六時間前後と、それほどでもありません。交通網の発達に感謝、感謝。


2023091101.jpg
岡山駅に到着し乗り換えた特急うずしお。
乗った後に気づいたのですが気動車でした。
岡山〜高松の瀬戸大橋線は電化されているようですが、高松〜徳島の高徳線は非電化のため気動車が走っているようです。また、高知へ向かう特急南風が連結されていました。

2023091102.jpg
岡山駅で見かけたローカル線。
車体がけっこう痛んで見えました。


続きを読む


nice!(11)  コメント(2) 

AD100 Pro と X Pro を使ってみた [カメラ・写真]

 先週末と今日とAD100 Proを実地で使ってきました。
 なにぶん初めての実践投入ゆえ、ちゃんとリモートで発光するか不安でしたが、杞憂に終わってよかったです。
 ただ、いくつか不満な点も。

 ひとつはグループの設定のこと。ワイヤレスフラッシュをお使いの方なら、フラッシュをグループごとにまとめられることは知っていると思います。AD100 ProもA〜Eの5グループを管理できます。自分は二灯をAとBに分けて使いますが、そのグループの本体側設定が簡単すぎるんです。キヤノンだと二段階くらいの操作でグループを指定しましたが、AD100 Proはグループボタンを押すだけで切り替わります。セッティング中に誤ってボタンに触れようものなら、それでグループが切り替わってしまうのです。撮影前に自宅でセッティングしてから現場に行ったのですが、現場での設営中にボタンに触れたらしく、どちらもBグループになっていました。撮影中、なんか変だなと思いつつも一人で忙しく撮影していたので設定を見直す間もなく、グループが同じであることに気づいたのは終盤でした(トホホ)。
 これからは、設営するごとにグループをチェックする必要がありますね。気をつけないと。

2023082801.jpg
グループ表示が見えますが、これが右上のボタンを押すだけで変わってしまいます。
簡単に変わりすぎ。


 二つめは、コマンダーであるX Proのスリープからの復帰が遅いこと(少なくともキヤノンを使った場合)。しばらく撮影しないとカメラやコマンダーがスリープに入ります。シャッターボタン半押しでスリープ復帰するのですが、カメラの復帰にコマンダーが追いつかず、復帰後の一発目は不発になりがちでした。キヤノン製品の場合、カメラとコマンダーがきちんと連携しているので(さすが純正)、そういうことはなかったのですが、AD100 Proは復帰が遅れがちのようです。スリープ復帰時に気をつけるか、コマンダーのスリープそのものをオフにするなどして対処する必要があります。

 三つ目は、フラッシュとコマンダーがリンクしているかどうかのサインが、コマンダー側にないこと。フラッシュ側はリンクしていない場合「OFF」の表示が出ますが、X Proではリンクしているか否かを確認することができません。信じるしかない(笑)。

 四つ目は、運搬に適切なケースがないこと。AD100 Proにはハードケースが付属しますが、大きいために嵩張り、また普段使っているカメラバッグにも入らないため使いにくい。そしてX Proにはケースそのものが付属しません。おいおい、良さげなソフトケースを探します。

 五つ目。専用バッテリーの充電に時間がかかること。購入した時点でどれくらいチャージされていたかわかりませんが、フル充電まで四、五時間かかったような気がします。


 とりあえず、使ってみての不満点はこれくらいでしょうか。
 逆によかったところを挙げると…。

・専用バッテリーのためか、チャージが速い。
・バッテリーの持ちがいい。
 1/16〜1/4くらいの光量で焚き続けましたが、三〇〇発ほど焚いてもバッテリーの残量表示は変わりませんでした。いったいどれくらい炊けるのでしょうか。とりあえず予備バッテリーが一つあれば、一般的な取材撮影なら安心だと思います。
・連続発光した際の光量も安定しているように思えます。
 数回ほど不発だったり、光量不足だったりしたことがありましたが…。

 それから、フラッシュのアンブレラシャフトの取り付け穴が8mmになったのに合わせて、アンプラグドのトランスルーセントアンプレラを新調しました。フラッシュ単体だと色温度が少し高めに感じたのですが、アンプレラと合わせることで、標準的な色温度になったように思います。まだ測っていませんが、そのうち、確認します。

2023082802.jpg
新調したアンプラグドのトランスルーセントアンブレラ。
43インチの二本セットで4,730円でした。
廉価ですが、耐久性もありそうで実用的です。
アフィのリンクを張っておきます。








nice!(11)  コメント(0) 

暑い暑い…新宿中央公園で盆踊り [カメラ・写真]

 暑いですよね。
 家にいることが多いのでエアコンが休まることを知らず、そろそろ請求される八月の電気代が気になるこの頃です。
 今日は曇り空でしたが、しかし気温は高く、湿度も高く、少しは涼むだろうと思い夕方から散歩に出かけたのですが然に非ず。小一時間ほどの散歩でも着ていたポロシャツとジーンズはグッショリでした。散歩するだけでダイエットになりそうです。
 この暑さ、まだまだ続きそうで電気代も怖いですが、雨が少ないので利根川水系の貯水率も気になっています。K妻の実家の南魚沼市でも雨が降らず、野菜の生育に影響が出ているとか。ひと雨と言わず、都心や関東甲信の山間部でしっかり降ってほしいものです(豪雨は困るけど)。

 というわけでの散歩写真です。

2023082001.jpg
これは昨日の十九日に撮ったもの。
久しぶりの大ガードにて。

2023082002.jpg
これも昨日の大ガード歩道橋で。
上の写真と仕上げのイメージを逆にしてみました。

2023082003.jpg
これ以下が今日の写真です。
十二社通りと青梅街道。

2023082004.jpg
とあるラーメン屋の店先の金魚。
白くて細身で羨ましい。


続きを読む


nice!(15)  コメント(2) 

Godox AD100 ProとX pro [カメラ・写真]

 ワイヤレスフラッシュの話しです。
 実は先々週、先週と仕事で撮影をしたのですが、撮影中に突然、フラッシュが発光しなくなりました。仕事ではキヤノンの5D Mark IVを使っているので、フラッシュ周りも純正で揃えています。コマンダーはST-E3-RT(旧型)にフラッシュは600EX-RTと430EX III-RT。

 どのように発光しなかったかというと、それまで普通に発光していたのに、突然600EX-RTだけが発光しなくなったのです。ST-E3-RT側でもリンク切れが確認できました。現場(取材撮影)なので焦ります。焦りますが、素知らぬふりをして(ここ大事!)、600EX-RTのバッテリーを抜き差ししたり、ST-E3-RTの電源をオンオフしたり。二、三分、ガチャガチャしていたら復活し、その後はトラブルなく撮影が進みました。
 こんなことが先々週、先週と立て続けに起こったのです。600EX-RTが悪いのか、ST-E3-RTが悪いのか、ワイヤレスでの運用なので判断がつきません。もしかすると現場のWi-Fi環境とコンフリクトしたのかもと思いましたが、二つの撮影現場は全く別の会社なので、そういったことは考えづらい。やはり機材由来のトラブルでしょう。
 トラブルが続くと、次の撮影現場での運用が不安になります。来週も再来週もヘビー(ショット数の多い)な撮影が控えています。さらに不幸なことに、お盆でメーカーも休みのため修理に出すこともできません(ちなみに修理料金を調べてみると、ST-E3-RTと600EX-RTを合わせて最低でも三万円くらいにはなりそうです)。

 うーむ、困った。
 しかし、また現場で発光しなくなっては困るので、思い切ってワイヤレスフラッシュを新調することにしました。それもどうせならメーカー縛りから逃れたい。電子接点のないワイヤレス専用のフラッシュなら、メーカー縛りもなくなる。その際は、メーカーごとにコマンダーを用意すればいいわけです。
 調べてみると、というか既に調べ済みですが、そうしたワイヤレス専用のフラッシュを出している主なメーカーは三社ほどあります。

 一社は信頼性の高いプロ御用達のプロフォト。今まで使っていたキヤノンのフラッシュに置き換えやすい製品が「Profoto A2」です。しかし、さすがお値段が高く、一本で約十五万円ほどします。最低でも二本必要なので、そうすると三十万円。さらにコマンダーのProfoto ConnectProが約六万円。このコマンダーにはキヤノン用はありますが、OMシステム用が用意されていません(その場合たぶん「NON- TTL」バージョンを使うのだと思います)。一応、自分もお金をもらって撮影しているのでプロの範疇に入りますが、底辺で(笑)モソモソしているような輩なので、購入したとしても回収するまでしばらくかかりそうです。そんなこんなの理由で、Profotoは候補からは外しました。
Profoto A2
Profoto ConnectPro

 もう一社はニッシンデジタル。割と早くから電波ワイヤレス(NAS)に対応した機器を出しているメーカーだと記憶しています。なにより国内メーカーというのが頼もしい。ワイヤレス専用のフラッシュですが、昨年末に登場した「MG-X」が該当します。薄くて長い立方体の斬新なデザインで、気にはなっていました。値段は四万三千円ほどとそれほど高くはないのですが、ただバッテリーは別売(リチウムイオンの推奨バッテリー以外にニッケル水素などの単三電池が使えるのは○)。何より気になったのが、発光面が丸でなく横に長い四角形であること。フラッシュの照射面が細くなるので使いにくそうに思いました。MG-X本体を二台、三台…とを重ねて発光面積を広げるという使い方もできますが、当然コストもその分増えていきます。
 コマンダー(Air10s)についてはキヤノン用もOMシステム用も揃っていて申し分ないですし、国内メーカーということで応援したい気持ちもあるのですが、システム的に自分には使いにくそうな気がして候補から外しました。
MG-X
Air10S


 そして三社目がGodoxです。最近はプロにも使われている中国メーカーです。中国メーカーというと製品の品質を疑ってしまいそうですが、日本のカメラメーカーの純正フラッシュなんて多くが中国製ではないでしょうか。ただ検品のバラツキなどがありそうで、通販などで並行輸入品を買うと、ヘタなものをつかまされそうで敬遠していました。しかし、数年前から国内ではKPIが代理店になっており、検品や保証に対する不安も払拭され、購入するならKPI扱いのものを買おうと心に決めていました(大げさな…)。
 ともあれ、そのGodoxで自分の用途に合うワイヤレス専用フラッシュが「AD100 Pro」。当ブログでも以前に話題にしたことがある製品です。コンパクトで先に紹介したProfotoのA2の廉価版みたいな製品ですね。価格も定価で約四万四千円。コマンダー(X Pro)についてもキヤノン用はもとよりOMシステム用も用意されています(最近新型が出ましたが、OMシステム用は残念ながらまだない)。今の自分の懐具合と照らし合わせると、もはやこれ一択でした。
AD100 Pro
X Pro
(リンク先はマイクロフォーサーズ用)


 というわけで来週、再来週の撮影に備え、動作確認や操作方法の習得もしなければならないので、さっそく中野のショップへと出かけ、「ふた」揃い購入してきました。購入したものは以下の通り。合計で十二万円ほどでした。Profotoを揃える額の半分以下…。
・AD100 Pro ×2
・スペアの専用バッテリー×2
・X pro-C(キヤノン用コマンダー)
・X pro -O(OMシステム用コマンダー)


 自宅で試用してみたのですが、ワイヤレス製品と割り切っているので余計な機能もなく、本体も小さくて、けっこういいかも、というのがファーストインプレッション。あとは実際に、現場で使ってみて評価がどうなるか。
 ちなみに今回OMシステム用のコマンダーも揃えたので、今後は5D IVのサブカメラとしてOM-1かE-M1 IIIを充てる予定(これまでは5D IIIだった)。こんなふうにメインとサブで違うメーカーのカメラを使えるのもワイヤレス専用フラッシュのメリットではないでしょうか。来週、再来週の撮影が楽しみです(トラブルが起きませんように!)。


2023081801.jpg
スタンドに取り付けたAD100 Pro。
自分が持っているスタンドが日本式なので、AD100 Proを取り付けるにはオス/オスのスピゴットアダプターが必要です。

2023081802.jpg
AD100 Pro。

続きを読む


nice!(11)  コメント(0) 

昭和記念公園のヒマワリ [カメラ・写真]

 あまりに暑くて外出する気になれない毎日ですが、昭和記念公園のヒマワリが見頃だというので行ってきました。来週になると天気も悪くなるし見頃も過ぎるようなので、この週末がヒマワリを見る、撮るチャンスです。
 何年振りかの昭和記念公園。下調べをすると開園が九時三十分。え、そんなに遅いんでしたっけ? 夏休みシーズンとかもっと早い時間にオープンしてほしい。暑いし。ねぇ?
 ともあれ、開園時間に間に合うように昭和記念公園の西立川口に到着し、開園と同時に入場。それなりに人は多かったですが、そんなに多くはなかったかな。

 入場口から歩いて数分するとヒマワリが見えてきます。
 ハーブの丘のサンフィニティは背の低い小ぶりな花。みんなの原っぱのハイブリッドサンフラワーは背の高い大きな花。この二カ所がメインでした。


2023080501.jpg
樹のシルエット越しのヒマワリ。

2023080502.jpg
青空とヒマワリ。


続きを読む


nice!(13)  コメント(0) 
前の10件 | 次の10件 カメラ・写真 ブログトップ