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薄明の大ガード [カメラ・写真]

 夕方に仕事で向かったLタワー。
 その前に見た東の空の薄明。
 きれいでした。


2023120201.jpg


 写真にはその色が写らなかったので、少し現像調整。
 いわゆる記憶色の再現、あるいは記憶色の演出、ですね。



 それにしても、少し前(十年くらい?)までは、写真とは真実を写すもの、だからレタッチは邪道、みたいな論調がかなり幅を利かせていましたが、最近はそういう声も少なくなったように思います。
 デジタルカメラ全盛になって、すでにカメラ内で画像化する際にかなり演出が効いているし、レタッチアプリも一般的になったせいでしょうかね。写真が主体のインフルエンサーの人たちは、物心がついた頃からそうした環境にいる人が大半でしょうし、それゆえ写真はきっちりと真実だなんて思っていませんね、きっと。

 そもそも「写真」と訳されたのが最初の誤りだと思うし、日本ではスナップや報道が写真の王道と取られるようになった歴史もあって(木村や土門の流れ。グラフ誌や写真誌もその一端を担っていた?)、レタッチが行きすぎたように見える写真は受け入れられにくかったです。そういう点では、今はのびのびと表現ができていい時代です。

 個人的には写真ではなく光画と言い換えるべきだと思っていますが、もう若い人の中では、写真だろうが光画だろうが、どちらも同じ意味になっているように感じます。というか、どっちでもいいのかもしれません。まあ、自分は確信犯的に写真と言っていますが。


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