残雪の木曽駒ヶ岳、千畳敷カール(2/2) [山]
2日目。(1日目はこちら)
0時過ぎに起きて、カールから星空を狙ってみます。
しかし、山方向にはガスがかかり、星も今ひとつでした。
撮り始めた頃はまだこれくらいのガスでしたが、次第に厚くなってきました。
ホテルと星空。
こちらの方面は星がよく見えますね。
カールから覗く下界の灯り。
ガスが晴れず、また風も強かったので2時間くらいで撤退。
しかし、厳冬期と違い気温が4〜5度くらいなので、とにかく写真を撮るのがラクです。寒さに耐えきれず、宿に戻りたいなんて思いませんから。これでスッキリと星が見えていたら、朝まで粘っていたかもしれません。
ホテルに戻り、一寝入りしてから木曽駒への登頂開始。
ロープウェイの客が来る前に登頂開始。広いカールをひとり(ふたり)じめ。
宝剣岳も朝日に照らされ軽く赤く染まっています。
高度が上がるにつれ斜度もきつくなります。
オットセイ岩。
オットセイ岩のあたりからさらに斜度が増します。
これを登るのかぁ。
勾配のきついところで40度くらいあるでしょうか。
稜線に出る手前で、登ってきたカールを見下ろすとこんな感じ。
稜線に上がり乗越浄土から見た中岳方面。木曽駒は中岳の先でまだ見えません。
中岳を超えると木曽駒が見えてきます。
左側は南面なので雪が溶けていますね。
積雪期は雪の斜面を直登です。中央の黒い点々は直登コースを下りてくる人たち。
腐った雪に足を取られながら、やっと木曽駒頂上が見えてきました。
標高2956m、木曽駒ヶ岳に登頂!
頂上も南側は雪が溶けて地面が出ています。
木曽駒頂上から見た宝剣岳(左)と中央アルプス。
木曽駒の先(西側)。
木曽前岳と麦草岳かな?
日暈が出ていました。
天気が崩れるサインと言いますね。
実際、昼頃からガスが多くなってきました。
バックカントリーのスキーヤーも登ってきました。
え、ここを滑り降りるの?
行った!
ここ、かなりの斜度です。45度以上あるんじゃないでしょうか。
技術があれば気持ちよく滑れるんでしょうね。
スキー滑降を見届けたら戻ります。
下り基調なので勝手に足が出て速いしラクだ。
乗越浄土まで戻ってきてから、伊那前岳方面に足を伸ばしてみました。
角度を変えてみると宝剣岳も印象が変わりますね。
宝剣岳から中央アルプス。
伊那前岳に向かうトレース。
踏み外したら何百メートルも落ちてしまいます。慎重に。
伊那前岳へのルートからは、中岳(左)と木曽駒(右)がよく見えます。
伊那前岳の手前のピーク。
帰りの時間もあるので、今回はここまで。
この先にトレースはありませんが、雪が溶けて夏道が出ていました。
さて乗越浄土からロープウェイ駅まで下山します。
下りなのでラクはラクなのですが、雪が腐っているので斜度のきついところでは、着地した足がそのままズルズルッと滑ります。
慎重に歩いていたつもりだったんですが、ズルッといったと思ったら、そのまま転倒し滑り落ちました。
本来なら胸のあたりで両手でピッケルを抱えるようにして雪面に引っかけるのですが、まだ滑落停止訓練はしたことがありません。とにかく慌てて頭の上でピッケルを何度か打ち込んでやっと止まりました。このとき反射的にうつぶせになったのが良かった。仰向けだったらピッケルを打ち込もうにもできませんから。
滑落したのは数メートルでしたが、まあ、とにかく焦りましたね。こういうのは何度も訓練して体に覚え込ませないとダメですね。
そんなアクシデント(?)があったものの、怪我もなく無事ロープウェイ駅まで下山です。
久しぶりの3000m級だからか、斜度がきつかったからか、短い山行でしたが思っていた以上に疲れました。まだまだ修行が足りませんね。
でもやっぱり3000m級というか、森林限界を超える山だと眺めが違ってきて非日常的な風景になります。そんな景色を見たいんですね。
次はどの山?
0時過ぎに起きて、カールから星空を狙ってみます。
しかし、山方向にはガスがかかり、星も今ひとつでした。
撮り始めた頃はまだこれくらいのガスでしたが、次第に厚くなってきました。
ホテルと星空。
こちらの方面は星がよく見えますね。
カールから覗く下界の灯り。
ガスが晴れず、また風も強かったので2時間くらいで撤退。
しかし、厳冬期と違い気温が4〜5度くらいなので、とにかく写真を撮るのがラクです。寒さに耐えきれず、宿に戻りたいなんて思いませんから。これでスッキリと星が見えていたら、朝まで粘っていたかもしれません。
ホテルに戻り、一寝入りしてから木曽駒への登頂開始。
ロープウェイの客が来る前に登頂開始。広いカールをひとり(ふたり)じめ。
宝剣岳も朝日に照らされ軽く赤く染まっています。
高度が上がるにつれ斜度もきつくなります。
オットセイ岩。
オットセイ岩のあたりからさらに斜度が増します。
これを登るのかぁ。
勾配のきついところで40度くらいあるでしょうか。
稜線に出る手前で、登ってきたカールを見下ろすとこんな感じ。
稜線に上がり乗越浄土から見た中岳方面。木曽駒は中岳の先でまだ見えません。
中岳を超えると木曽駒が見えてきます。
左側は南面なので雪が溶けていますね。
積雪期は雪の斜面を直登です。中央の黒い点々は直登コースを下りてくる人たち。
腐った雪に足を取られながら、やっと木曽駒頂上が見えてきました。
標高2956m、木曽駒ヶ岳に登頂!
頂上も南側は雪が溶けて地面が出ています。
木曽駒頂上から見た宝剣岳(左)と中央アルプス。
木曽駒の先(西側)。
木曽前岳と麦草岳かな?
日暈が出ていました。
天気が崩れるサインと言いますね。
実際、昼頃からガスが多くなってきました。
バックカントリーのスキーヤーも登ってきました。
え、ここを滑り降りるの?
行った!
ここ、かなりの斜度です。45度以上あるんじゃないでしょうか。
技術があれば気持ちよく滑れるんでしょうね。
スキー滑降を見届けたら戻ります。
下り基調なので勝手に足が出て速いしラクだ。
乗越浄土まで戻ってきてから、伊那前岳方面に足を伸ばしてみました。
角度を変えてみると宝剣岳も印象が変わりますね。
宝剣岳から中央アルプス。
伊那前岳に向かうトレース。
踏み外したら何百メートルも落ちてしまいます。慎重に。
伊那前岳へのルートからは、中岳(左)と木曽駒(右)がよく見えます。
伊那前岳の手前のピーク。
帰りの時間もあるので、今回はここまで。
この先にトレースはありませんが、雪が溶けて夏道が出ていました。
さて乗越浄土からロープウェイ駅まで下山します。
下りなのでラクはラクなのですが、雪が腐っているので斜度のきついところでは、着地した足がそのままズルズルッと滑ります。
慎重に歩いていたつもりだったんですが、ズルッといったと思ったら、そのまま転倒し滑り落ちました。
本来なら胸のあたりで両手でピッケルを抱えるようにして雪面に引っかけるのですが、まだ滑落停止訓練はしたことがありません。とにかく慌てて頭の上でピッケルを何度か打ち込んでやっと止まりました。このとき反射的にうつぶせになったのが良かった。仰向けだったらピッケルを打ち込もうにもできませんから。
滑落したのは数メートルでしたが、まあ、とにかく焦りましたね。こういうのは何度も訓練して体に覚え込ませないとダメですね。
そんなアクシデント(?)があったものの、怪我もなく無事ロープウェイ駅まで下山です。
久しぶりの3000m級だからか、斜度がきつかったからか、短い山行でしたが思っていた以上に疲れました。まだまだ修行が足りませんね。
でもやっぱり3000m級というか、森林限界を超える山だと眺めが違ってきて非日常的な風景になります。そんな景色を見たいんですね。
次はどの山?
2014-05-25 23:59
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コメント(12)
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雪山の星空幻想的な感じで綺麗ですね。3枚目の雲も綺麗。滑落危なかったですね。ご無事で何よりです。雪道は歩きづらいから余計疲れますよね。
by けい (2014-05-26 20:57)
御無事で何よりです
ところで、24日の朝、弊社の近くの交差点付近ですれ違ったり...なんてしてないですよね?...なわけないか...
by Hollyk (2014-05-26 23:13)
けいさん>
まあ、怪我もなく、転んだぶん経験値がアップした(と思いたい)ので、良かったことにします。
by yoshida (2014-05-27 09:46)
Hollykさん>
五叉路のあたりでしょうか。
24日は朝の7時前に通ったはずです。
BD-1が通り過ぎたような?
by yoshida (2014-05-27 09:47)
ああ、やっぱり...
五叉路って交番のあるところですよね
輪行出社しての帰りで6時40分ぐらいに隣のビルとの間の道を走り始めました(歩道上ですが)
そのビルとビルの間の道の反対側に山行きの格好をされた二人連れが歩いてたので、まさかとは思いつつもガン見しちゃいました
視線は戻ってこなかったので違うよなと思い忘れちゃいましたが...
25日は用事があって午前中だけ出社、隣のビルにある展望フロアに寄りました
スカイツリーモ見えましたよ
そのあとあのカレーやさんに入ろうかと思っていたのですが、列が出来ていたのでやめちゃいました
最近はプチの前に出る道ではなく小学校の前を通る道を走っています
by Hollyk (2014-05-27 11:24)
Hollykさん>
リアルにニアミスだったんですね。
気づかずすみません。
隣のビルに展望室があるとは知りませんでした。
今度行ってみます。
小学校の通りに竹葉軒という中華屋があります。そこのタンメンが食べたくなって時々行きます。普通の中華屋なんですけどね。
by yoshida (2014-05-27 12:39)
>気づかずすみません
いえいえ...今度はお声掛けしますね
展望室というか何も無い空間があって東方向だけ見れます
確か30階、直行エレベーターがあります
あまり期待せずに行ってみてください
中華屋さん、気になりますが開いている時間帯に前を通ることはまず無いかと...
最近自転車での帰宅ルートを変えたら坂も少なくスムーズに帰れてはまってます
夏が来ないうちにあと何回か走りたいです
では
by Hollyk (2014-05-28 09:24)
うわ、無事でよかった。
でも、何気に笑えない事態に一歩足を突っ込んだ感じですね。
慎重に歩いてても、山では、ましてや雪山では何が起こるか分かりませんね・・・。
美しい世界にはそれに見合った危険も併せ持つ、
自分も山に行くときは絶対舐めてかからないようにしないとなぁ。
by からす (2014-05-28 23:26)
Hollykさん>
展望室、近いし行ってみますね。
中華屋は機会があれば、ですね。
by yoshida (2014-05-30 10:33)
からすさん>
今思えば、それほどたいした事態ではなかったような気もするのですが、そうした油断は大敵ですよね。万が一に対処できるような心構え、重要です。
by yoshida (2014-05-30 10:46)
落下、ひっかかってよかたですね。帰りのが楽そうですが
下りは、勢いがついてしまうでしょうから、転ぶと怖いですね
by スミッチ (2014-06-01 21:46)
スミッチさん>
降りるのはラクではあるんですが、登るより降りるときに事故が多いといいますね。気をつけます。
by yoshida (2014-06-02 10:09)