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スポークのテンション調整とフレ取り [自転車]

 ホイールを組んでもらっておよそ四ヶ月。
 しばらく前から、走っている最中に後輪からカランカランとか、カンカンとか、スポークを弾くような音がすることがありました。スポークのテンションを見てみると、素人の勘ですが、緩いように感じます。だましだまし走っていたのですが、今週日曜に荒サイを走ったとき、その音がもう頻繁に出るようになってしまい、放っておけない状況に…。

 あまり自分ではやりたくはないものの、経験は積んでおきたいスポークの調整。スポークの調整はフレとの戦いです。まずは、ネットで調べた、タイラップを使った簡易振れ取り器を作成しました。


●簡易振れ取り器の完成

 下の写真が簡易振れ取り器。
タイラップを取り付け、ほどよい長さにカットしてリムギリギリにセットします。
これでタイヤを回転させると、こすれる部分で音がするのでヨコブレがわかります。
注視すればタテブレも把握できます。

2019051601.jpg
タイラップを使った簡易振れ取り器。
両側にこのようにタイラップを取り付けます。







●専用のニップル回しを用意

 スポークの調整に必要なのは、あとはニップル回し(スポークレンチ)。
 以前、ツールキットのニップル回しを使ったことがあるのですが、簡易ツールのため、力を入れすぎたらニップルを舐めてしまったことがありました。

2019051602.jpg
ツールキットのニップル回し。

2019051603.jpg
ニップル回し部のアップ。
三面保持する形ですが、幅が短いんですよね…。


 そこで、ネットで専用ツールを注文しておきました。

2019051604.jpg
評判のいいパークツールのニップル回し。

2019051605.jpg
なるべくニップルを舐めることがないよう、四面保持のタイプをチョイス。
(少し安い三面保持タイプもあります)


●実作業

 さて、作業開始。
 専用ツールはさすが、ニップルを舐めることなく締めていくことができます。
 このニップルを回す方向は、ハブ側からリムを見たとき、反時計回りに回すと締まります。1/8回転〜1/4回転と少しずつ回して微調整を繰り返します。

 極端にテンションの緩いスポークは軽く締め上げておいた上で、フレをチェックすると、タテブレと多少のヨコブレが出ていました。ネットでは、素人が手を出していいのはヨコブレまでで、タテブレは難しいと知ったのは、作業のあと…。

 七〜八本のスポークを調整していくうち、微妙な調整のうちは直る方向で調整できたのですが、もっと精度を出そうと欲を出してさらに調整を加えていったら、タテブレも、ヨコブレも当初よりひどい状態になるではないですか。
 まあ、こうなる予感はしていました。もう少し、もう少し、と調整を加えるわけですが、リムがきれいに回るようにはなりません。ただ、なんとなくタテブレは解消できたのかな???
 さらに調整を続けたいところですが、気がかりなのは、どの程度までテンションをかけていいのか塩梅がわからないこと。テンションメーターなどというのを持っているわけでもなく、調整をしているスポークの何本かはかなりテンションが高めに感じて、うーん、降参しました(笑)。


●結局ショップで調整

 これ以上、自分でやっても拉致があかなそうなので、素直にショップに持ち込みました。
 すると、センターは出ている、タテブレは気になるほどではない、ヨコブレがある、ということで10分ほど(もかからず)に調整終了。さすが早い! 併せて前輪も(フレは出ていませんが)テンションをチェックしてもらうと、多少の緩みがあったのでチョチョイと調整終了。
 自分でやろうとせずに、はじめから持ち込めば良かった。やっぱり餅は餅屋のことわざ通りですね。
 でも、専用ツールを手に入れたことで、調整はしやすくなりました。今後はヨコブレは自分で調整することにします。

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