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AD100 Pro と X Pro を使ってみた [カメラ・写真]

 先週末と今日とAD100 Proを実地で使ってきました。
 なにぶん初めての実践投入ゆえ、ちゃんとリモートで発光するか不安でしたが、杞憂に終わってよかったです。
 ただ、いくつか不満な点も。

 ひとつはグループの設定のこと。ワイヤレスフラッシュをお使いの方なら、フラッシュをグループごとにまとめられることは知っていると思います。AD100 ProもA〜Eの5グループを管理できます。自分は二灯をAとBに分けて使いますが、そのグループの本体側設定が簡単すぎるんです。キヤノンだと二段階くらいの操作でグループを指定しましたが、AD100 Proはグループボタンを押すだけで切り替わります。セッティング中に誤ってボタンに触れようものなら、それでグループが切り替わってしまうのです。撮影前に自宅でセッティングしてから現場に行ったのですが、現場での設営中にボタンに触れたらしく、どちらもBグループになっていました。撮影中、なんか変だなと思いつつも一人で忙しく撮影していたので設定を見直す間もなく、グループが同じであることに気づいたのは終盤でした(トホホ)。
 これからは、設営するごとにグループをチェックする必要がありますね。気をつけないと。

2023082801.jpg
グループ表示が見えますが、これが右上のボタンを押すだけで変わってしまいます。
簡単に変わりすぎ。


 二つめは、コマンダーであるX Proのスリープからの復帰が遅いこと(少なくともキヤノンを使った場合)。しばらく撮影しないとカメラやコマンダーがスリープに入ります。シャッターボタン半押しでスリープ復帰するのですが、カメラの復帰にコマンダーが追いつかず、復帰後の一発目は不発になりがちでした。キヤノン製品の場合、カメラとコマンダーがきちんと連携しているので(さすが純正)、そういうことはなかったのですが、AD100 Proは復帰が遅れがちのようです。スリープ復帰時に気をつけるか、コマンダーのスリープそのものをオフにするなどして対処する必要があります。

 三つ目は、フラッシュとコマンダーがリンクしているかどうかのサインが、コマンダー側にないこと。フラッシュ側はリンクしていない場合「OFF」の表示が出ますが、X Proではリンクしているか否かを確認することができません。信じるしかない(笑)。

 四つ目は、運搬に適切なケースがないこと。AD100 Proにはハードケースが付属しますが、大きいために嵩張り、また普段使っているカメラバッグにも入らないため使いにくい。そしてX Proにはケースそのものが付属しません。おいおい、良さげなソフトケースを探します。

 五つ目。専用バッテリーの充電に時間がかかること。購入した時点でどれくらいチャージされていたかわかりませんが、フル充電まで四、五時間かかったような気がします。


 とりあえず、使ってみての不満点はこれくらいでしょうか。
 逆によかったところを挙げると…。

・専用バッテリーのためか、チャージが速い。
・バッテリーの持ちがいい。
 1/16〜1/4くらいの光量で焚き続けましたが、三〇〇発ほど焚いてもバッテリーの残量表示は変わりませんでした。いったいどれくらい炊けるのでしょうか。とりあえず予備バッテリーが一つあれば、一般的な取材撮影なら安心だと思います。
・連続発光した際の光量も安定しているように思えます。
 数回ほど不発だったり、光量不足だったりしたことがありましたが…。

 それから、フラッシュのアンブレラシャフトの取り付け穴が8mmになったのに合わせて、アンプラグドのトランスルーセントアンプレラを新調しました。フラッシュ単体だと色温度が少し高めに感じたのですが、アンプレラと合わせることで、標準的な色温度になったように思います。まだ測っていませんが、そのうち、確認します。

2023082802.jpg
新調したアンプラグドのトランスルーセントアンブレラ。
43インチの二本セットで4,730円でした。
廉価ですが、耐久性もありそうで実用的です。
アフィのリンクを張っておきます。








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