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徳島出張 [カメラ・写真]

 十一日〜十二日と徳島出張でした。
 当初は飛行機で日帰りとも考えていたのですが、撮影機材を入れるバッグが大きく重く、機内持ち込みができなさそうなので、新幹線と在来線を使って行くことにしました。飛行機の預け荷物で機材が壊れたら仕事にもならないですしね。また電車なら車両内の最後尾の席を指定すれば大きな荷物も置けます(そもそも新幹線の場合、規定以上の荷物を持ち込む場合は最後尾を指定しなければなりません。そのはず)。

 出張当日の十一日の朝、東京駅を七時三十分に出る新幹線に乗って岡山まで行き、岡山から特急うずしおで徳島着。特急が直通だったため往路は乗り換えが一回ですみました。東京からは遠く感じられる徳島ですが、東京駅からの移動時間は六時間前後と、それほどでもありません。交通網の発達に感謝、感謝。


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岡山駅に到着し乗り換えた特急うずしお。
乗った後に気づいたのですが気動車でした。
岡山〜高松の瀬戸大橋線は電化されているようですが、高松〜徳島の高徳線は非電化のため気動車が走っているようです。また、高知へ向かう特急南風が連結されていました。

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岡山駅で見かけたローカル線。
車体がけっこう痛んで見えました。


 
 
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瀬戸大橋線で瀬戸大橋を通り瀬戸内海を駆け抜けます。
橋は上が車道、下が鉄道となっているようで、車窓から見る外の景色は橋脚がジャマをするのですが、瞬間的に橋脚が見えない瞬間が何度かありました。

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これも瀬戸大橋からの車窓の眺め。


 瀬戸大橋を過ぎ宇田津駅では、高知へ向かう南風を切り離し、進行方向が逆になって高松まで進みます。高松でまた進行方向が逆になり、乗った時と同じ方向で徳島まで進みました。


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高松を過ぎると景色がいっそう長閑になりました。
気動車の特急でしかも単線というのは個人的には珍しく感じます。

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そしてあっという間に徳島に到着。
曇っていますが、この日の朝は豪雨だったようですから、文句は言うまい。
荷物をホテルに預けて散策します。
これは徳島駅から伸びる通り。
椰子の木が南国を思わせますって、徳島は南国なのでしょうか。

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向かったのは眉山(びざん)。
阿波おどり会館の五階がロープウェイ乗り場になっています。

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…と、その前に阿波おどり会館の隣にあった徳島眉山天神に寄り道。
変なブロンズ像があります。

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ブロンズ像の正体は「ラジオ体操の像」でした。
ほのぼのとしますね。

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写真では見えにくいけど、神社の裏手には小さな滝がありました。
眉山は水が豊富なようです。

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ロープウェイに乗ります。
十五分ごとの発車です。

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すれ違ったロープウェイ。
色違いの二両で運行。

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ロープウェイ内の手すりは、お遍路するスヌーピー? かわいい。

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数分で眉山の山頂に到着です。
これは一等三角点。
眉山山頂は広い公園になっていました(写真なし)。

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山頂からは徳島市内を一望できます。
中央の緑の森は徳島城跡の中央公園。
中央を流れるのは吉野川。
左奥はたぶん淡路島。

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こちらの川は新町川。
徳島の街は水の都ですね。街自体も大きく感じました。
人口は二十五万人ほどだそうです。

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眉山から南東(もしくは南南東)方向の眺め。
海から急に山がせり立っているのがわかります。
雲が多いのもそのせいかも。

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雲が雄大です。

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山頂にあった鍵をかけるフェンス。
カップル向けでしょうね。
ちなみに、四月〜十月は二十一時までロープウェイが運行しているので、夜景も楽しめるようです。今回はスケジュールが合いませんでしたが、夜景も見てみたい。

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眉山を舞台にした映画「眉山」のポスターも。

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眉山で写真を撮りまくったのち(はじめは曇っていたものの降りようとしたら晴れてきたので、再度頂上からの景色を撮りまくり)、やっとロープウェイで麓に降ります。
徳島市にはお寺が多いなと思ったのですが、それもそのはずお遍路の札所があるんですね。

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ロープウェイを降り、ガイドマップにあった錦竜水に寄ってみました。
眉山の麓にあります。
標高290mと低山ですがやはり水が豊かなんでしょうね(一時期枯れたみたいですけど)。

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錦竜水の手水(?)。
普段は水が流れておらず、ボタンを押すと数分間、水が流れるようになっていました。
名水とのことですが、断り書きには煮沸して飲むようにとのこと。

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眉山は徳島駅から南側にありますが、今度は北側を目指します。
夕方になって晴れ間も広がり新町川も青空に照らされきれいです。

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何をヤラカシたんだろうと思ってしまいますが、徳島の葬儀社の名前みたいです。

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徳島駅の近くまできました。
駅や線路を挟んだ北側の中央公園に行きたいのですが、中央突破できず、公園の西側か南東側からしか行くことができないようです。これは観光客には(住民にも)不便だ。仕方なく南東側の「下乗橋」を目指します。

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徳島中央公園に到着。
建物は徳島市立徳島城博物館。
城山は標高61.7m。眉山山頂から見た緑の塊がここですね。
ちなみに、この森は原生林だそうです。
市内の真ん中に原生林があるって貴重です。

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「子供平和記念塔」。
どうして小便小僧なのか、それも小便の先には鳩がいるので、つい笑ってしまいました。

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城山の中腹にあった天守跡。
不思議に思いググってみたら、頂上に本丸があり、天守はこちらにあったのだそうです。理由はよくわからん。

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城山の頂上。
見晴らしはよくありません。
冬になって樹々(桜かな)の葉が落ちたら、見晴らしがよくなりそうです。


 しかし、この日も暑い。
 市内散策と登山(?)ですっかり汗だくです。
 そして海が近いせいか、肌がベタつきます。
 夜にスタッフと打ち合わせ兼飲み会の前に、ホテルに戻ってシャワーを浴びました。


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そして集合場所の徳島駅へ。

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夕焼け雲がいい感じ。

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駅前の踊り子像。


 一軒めは、地元出身のスタッフの案内で阿波尾鶏の店へ。
 写真なし。
 地鶏というと噛み応えのある肉を想像するのですが、阿波尾鶏はしっとりとした肉質の美味しい鶏肉でした。そして二軒目は海のものがいいということで店探し。


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二軒目を探して徘徊していると阿波踊り像がありました。
両国橋。

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阿波おどりのポーズをするスタッフたち。
仕事で行っているのでいちおうモザイクをかけておきます(笑)。

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ぶらぶら歩いて見つけた魚系居酒屋。
けっこう酔っ払っています。
自分はハモの湯引きを堪能しました。
さすが瀬戸内。東京で食べるより断然においしかった。

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居酒屋を出て最後は徳島ラーメンで締め。
東京でも徳島ラーメンを食べたことがありますが、やはり本場の方がうまいです。


 そして解散。やや飲み過ぎましたが、ホテルの戻る前に缶チューハイを買って部屋でさらにひとり三次会。翌朝、少々二日酔いでしたが、仕事をする頃にはすっかり復調し問題なしでした。

 翌日。
 仕事はインタビュー写真の撮影だったのですが、思った以上に場所が狭く、いろんなアングルで撮れなかったのが残念。さらに撮影対象が四人のため、ライトのセッティングに工夫もできませんでした。この仕事ですが、場所は行ってみるまで分からず、撮影対象人数もその場で増減するので、毎回臨機応変に対応せねばならず、かなり大変です。おかげでインタビュー写真の撮影スキルはアップしたように思います(笑)。

 そして、機材トラブル。GodoxのAD 100Proをキヤノンの5D IVとOMシステムのOM-1で使ったのですが、OM-1からうまくコントロールできなくなりました。フラッシュ本体よりもコマンダーのX Proの挙動がおかしい。また、X Proを付けるとOM-1のシャッタータイムラグが発生してタイミングを逃してしまったり…(カメラ本体とコマンダーが通信しているような感じで、それがタイムラグの原因かもしれません。一方の5D IVではタイムラグを感じないのです。すべてマニュアルで撮っているので、通信する必要はないんですがね)。十数枚撮って不安になったので、結局5D IVでほとんどを撮影となりました。OM-1は、このブログに掲載したような個人的な写真を撮るのに活躍してくれましたが、仕事写真で活躍してもらうには、もう少し研究が必要なようです。


 お昼過ぎに仕事が終わり解散。
 それぞれ、好き勝手に帰ります。
 自分は十四時過ぎの特急に乗るので、二時間ほど空き時間ができたのですが、撮影でしとどに疲れ果てました(かなり集中して撮るので毎回こんな感じ)。昼食を食べにいくという誘いを断り、駅で列車の時間待ち。しかし、久しぶりの駅で発車待ちをするのも楽しかった。東京でなら無意味な空き時間にイライラするところですが、学生時代に住んでいた北海道や新潟と実家の福島を行き来したときの、のんびりした時間を思い出しました。こういうのが旅の醍醐味なのでしょうかね。


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乗る特急が入線してきたので、改札横の売店でビールを買ってホームに並びます。
帰路は、徳島から高松まで特急うずしお。高松から岡山までは快速マリンライナーです。
写真はうずしお。二両編成です。

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うずしお車内。
大きな荷物があるので指定席を取っていますが、え? なんと、車両内で指定席と自由席が区別されていました。指定席を取る人が少ないのでしょう、合理的ですが、このような車両に乗るのは初めてで、ちょっとびっくり。


 そして二十時過ぎに東京駅に到着。二十一時ごろに無事帰宅。
 お疲れ、自分。


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お土産は、取材先から頂いた路地もののすだち。
すだちそば、すだちサワー、そして秋刀魚に。
冷凍するほどたくさんあるので、いろいろ楽しめそうです。


 久しぶりの長い投稿でした。
 たまに旅に出るのも(仕事でしたが)楽しいですね。

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skekhtehuacso

ワタクシは遊び(酒集め)で出かける際は、往路は飛行機でも、帰りは鉄道(新幹線)にしています。
理由はyoshida様と同じでして、飛行機だと酒がいっぱい入った重い鞄を機内に持ち込めないからです。
どうしても飛行機でないと帰れないところ(沖縄や奄美)では、酒だけをあらかじめ宅配便で送りました。

今年は、徳島では、過去10年で最低クラスのすだちの不作だったみたいですよ。
by skekhtehuacso (2023-09-13 21:46) 

yoshida

skekhtehuacsoさん>
飛行機の貨物室で瓶が割れて酒臭くなっている状況を思い浮かべてしまいました(笑)。それはともかく、skekhtehuacsoさん、それほどの量を買い込むんですね。スゴイ。まるで仕入れ業者のようです。

今年のすだちの収穫、そうなんですね。skekhtehuacsoさんのブログも読みました。これほど(30個くらい)貰えたのはラッキーですね。大事に楽しみたいと思います。
by yoshida (2023-09-13 23:00) 

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