流れる雲が迫り来る

　ここ2、3日続いた雨も、そろそろ上がるのでしょうか。
　外を見ると、昨日まではほとんど晴れ間が見えなかった空も、今日はところどころ青空が覗いています。
　こういう空を見るとDP2sで撮ってみたくなります。もちろんRAWで撮って、SPPで現像。
　するとどうなるか…


before。RAWで撮って、ストレート現像。
雲がふわふわしています。
それなりにというか、けっこう立体感のある自然な（デジタルぽくない）上がりです。


after。
パラメータをいじると、ダイナミックな空に変わります。
ふわふわ感が薄れましたが、立体感とか遠近感は誇張されます。


　もうひとつ。


before。少々アンダーですが、雲の雰囲気を出すにはこれくらいで。


after。
パラメータを操作するとこう変わります。
かなり抑揚のある雲のイメージに変わりました。
街並みも明瞭に見えてきます。
まあ「写真」から少〜し離れたかもしれませんが。

　FoveonセンサーとSPPの組み合わせでは、SPPのパラメータをちょこっと操作するだけで、こんなに変わるのが楽しいです。
　他の現像ソフトでやろうとすると、かなりの手間がかかるし、こうはならないかもしれません。
　雲に色がかぶらない（こういうことをすると青かぶりが発生しやすい）のも、不自然な画にならないのでありがたいです。