初めての燻製づくりとうまいビールの注ぎ方 [飲み食い]
なぜか朝から体調が悪くて半日ダウン。
せっかくの休みなのに。午後に回復したので、前々から作ってみたいと思っていた燻製を作ってみました。まったくの初心者なので、とりあえず失敗してもいいかというくらいのつもりで、段ボールの燻製キットを1,000円ほどで購入。
いぶず材料にはスモークウッドとスモークチップという2つがあって、スモークウッドはブロック状で、一度火をつければ、あとはそのまま煙を出してくれます。温燻法というやや低温で燻製を造る場合に用い、熱源が不要のため段ボール燻製でも利用できます。スモークチップはその名前どおりチップ状のもので熱源が必要となり、高温で燻す熱燻法というやり方。段ボールのキットには、桜のスモークウッドが入っていました。ちなみにキットはこんなもの。
燻製作りに取りかかります。
段ボールキットを組み立て、材料を金網に並べ、スモークウッドに火を着け、あとは待つだけ。ときどき中を覗きましたが、どうも温度が低い。30度くらい？ このキット、アルミホイルの皿にスモークウッドを乗せるのですが、空気の通りが悪いのであまり強く煙が出ない感じでした。あとで調べると、アルミホイルの代わりに網などを使うと燃えすぎて、段ボールのだと危険なようです。なるほどね。
ウッドスモーク自体は1時間30分ほどで燃え尽きると書いてありましたが、今回は燃え尽きるのに2時間30分ほどかかりました。
しばらく待ってご開帳。
段ボールの蓋を開けると、すごい煙です。今回ベランダで行ったのですが、近隣住戸から苦情が来るようなレベルかも…。サーキュレーターで煙を追い払いながら、できた燻製を取り出しました。
初めて造った燻製。
見栄えはそこそこ。
取り出してみました。
今回燻ったのは、ソーセージ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ゆで卵、チーズ。
いずれも、醤油やウスターソースで軽く下味をつけています。
出来はまあまあというか、ちゃんと燻製になりました。
味が大きく変わったのが魚肉ソーセージ。ひく口食べると普通のソーセージと勘違いするような味と食感になりました。また、ソーセージは予想通り、かまぼこやチーズは予想よりうまかった。失敗したのがゆで卵。燻製が足りないというか、ゆで卵よりも味を染みこませた煮卵のほうが燻製には合うようです。
キットを使えば、大きな失敗もしないようなので、初めてでも楽しいです。
段ボールも、よほどボロボロにならない限り再利用できます。これくらいなら、自作も簡単そうです。ただ、問題は煙と匂いですね。
今度は、スモークチップとフライパンで作る熱燻法にもチャレンジしてみようかと。この方法なら、台所で作れますし。
そして燻製合わせたのがうまいビール。実は最近、ビール注ぎに凝っています。
2週間ほど前に麦酒大学という飲み屋で飲んだビールの味が忘れられず、缶ビールでなんとか近いものを再現できないかと、いろいろ試しておりました。
そんな試行錯誤の結果がこれ。
飲みかけの写真ですが、ポイントはエンジェルリングと呼ばれる泡の輪です。これが上手に注がれたビールの証。飲んだ回数分だけエンジェルリングができるのですが、この写真には見事に3つ出来ています。こんなふうに注がれたビールは、口に含んだとき、泡と液体の堺がわからないほど、スルスルと喉に入っていって爽やかな味になります。大きな泡を切っているので、苦みもない。普通に注いだ場合とこの注ぎ方とで、1つのビールで2つの味を楽しめるわけです。
どんなふうに注いでいるかというと、きれいにしたワイングラス（いろいろなグラスを試しましたが、自分の場合は写真のワイングラスがいちばん上手に注げました）に対し、泡がたくさんできるように高い位置から缶ビールをチョロチョロと注ぎます。グラスの縁まで泡がいっぱいになったら、スプーンで大きな泡をすくい捨てます。しばらく経ってまたチョロチョロと注いで大きな泡を捨てます。これを2〜3度繰り返して液体と泡の分量が7:3か8:2程度になったらできあがり。グラスを覗くと、泡が極小になっているはずです。あとは飲むだけ！
苦みが少なくなるのは、大きな泡を立てるとそちらに苦み成分が移るためのようです。実際、すくった大きな泡を舐めてみると苦いです。いろいろ理屈があるようです。
また、この注ぎ方は、ビールの種類を選びます。麦酒大学で使っているのはキリンのラガーの生。それに倣って自分もキリンのラガー缶でやっています。麦酒大学でこの注ぎ方にそぐわないとされた一番搾りでもやってみたのですが、確かにその通りでした。味に強い芯があるラガーと違い、飲み口の軽やかな一番搾りでは、味がスカスカになってしまいます。一番搾りは普通に次いで飲むのがうまいです。
こうして自家製燻製と美味しいビールで、3連休2日目の夜は過ぎていきました（笑）。
せっかくの休みなのに。午後に回復したので、前々から作ってみたいと思っていた燻製を作ってみました。まったくの初心者なので、とりあえず失敗してもいいかというくらいのつもりで、段ボールの燻製キットを1,000円ほどで購入。
いぶず材料にはスモークウッドとスモークチップという2つがあって、スモークウッドはブロック状で、一度火をつければ、あとはそのまま煙を出してくれます。温燻法というやや低温で燻製を造る場合に用い、熱源が不要のため段ボール燻製でも利用できます。スモークチップはその名前どおりチップ状のもので熱源が必要となり、高温で燻す熱燻法というやり方。段ボールのキットには、桜のスモークウッドが入っていました。ちなみにキットはこんなもの。
燻製作りに取りかかります。
段ボールキットを組み立て、材料を金網に並べ、スモークウッドに火を着け、あとは待つだけ。ときどき中を覗きましたが、どうも温度が低い。30度くらい？ このキット、アルミホイルの皿にスモークウッドを乗せるのですが、空気の通りが悪いのであまり強く煙が出ない感じでした。あとで調べると、アルミホイルの代わりに網などを使うと燃えすぎて、段ボールのだと危険なようです。なるほどね。
ウッドスモーク自体は1時間30分ほどで燃え尽きると書いてありましたが、今回は燃え尽きるのに2時間30分ほどかかりました。
しばらく待ってご開帳。
段ボールの蓋を開けると、すごい煙です。今回ベランダで行ったのですが、近隣住戸から苦情が来るようなレベルかも…。サーキュレーターで煙を追い払いながら、できた燻製を取り出しました。
初めて造った燻製。
見栄えはそこそこ。
取り出してみました。
今回燻ったのは、ソーセージ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ゆで卵、チーズ。
いずれも、醤油やウスターソースで軽く下味をつけています。
出来はまあまあというか、ちゃんと燻製になりました。
味が大きく変わったのが魚肉ソーセージ。ひく口食べると普通のソーセージと勘違いするような味と食感になりました。また、ソーセージは予想通り、かまぼこやチーズは予想よりうまかった。失敗したのがゆで卵。燻製が足りないというか、ゆで卵よりも味を染みこませた煮卵のほうが燻製には合うようです。
キットを使えば、大きな失敗もしないようなので、初めてでも楽しいです。
段ボールも、よほどボロボロにならない限り再利用できます。これくらいなら、自作も簡単そうです。ただ、問題は煙と匂いですね。
今度は、スモークチップとフライパンで作る熱燻法にもチャレンジしてみようかと。この方法なら、台所で作れますし。
そして燻製合わせたのがうまいビール。実は最近、ビール注ぎに凝っています。
2週間ほど前に麦酒大学という飲み屋で飲んだビールの味が忘れられず、缶ビールでなんとか近いものを再現できないかと、いろいろ試しておりました。
そんな試行錯誤の結果がこれ。
飲みかけの写真ですが、ポイントはエンジェルリングと呼ばれる泡の輪です。これが上手に注がれたビールの証。飲んだ回数分だけエンジェルリングができるのですが、この写真には見事に3つ出来ています。こんなふうに注がれたビールは、口に含んだとき、泡と液体の堺がわからないほど、スルスルと喉に入っていって爽やかな味になります。大きな泡を切っているので、苦みもない。普通に注いだ場合とこの注ぎ方とで、1つのビールで2つの味を楽しめるわけです。
どんなふうに注いでいるかというと、きれいにしたワイングラス（いろいろなグラスを試しましたが、自分の場合は写真のワイングラスがいちばん上手に注げました）に対し、泡がたくさんできるように高い位置から缶ビールをチョロチョロと注ぎます。グラスの縁まで泡がいっぱいになったら、スプーンで大きな泡をすくい捨てます。しばらく経ってまたチョロチョロと注いで大きな泡を捨てます。これを2〜3度繰り返して液体と泡の分量が7:3か8:2程度になったらできあがり。グラスを覗くと、泡が極小になっているはずです。あとは飲むだけ！
苦みが少なくなるのは、大きな泡を立てるとそちらに苦み成分が移るためのようです。実際、すくった大きな泡を舐めてみると苦いです。いろいろ理屈があるようです。
また、この注ぎ方は、ビールの種類を選びます。麦酒大学で使っているのはキリンのラガーの生。それに倣って自分もキリンのラガー缶でやっています。麦酒大学でこの注ぎ方にそぐわないとされた一番搾りでもやってみたのですが、確かにその通りでした。味に強い芯があるラガーと違い、飲み口の軽やかな一番搾りでは、味がスカスカになってしまいます。一番搾りは普通に次いで飲むのがうまいです。
こうして自家製燻製と美味しいビールで、3連休2日目の夜は過ぎていきました（笑）。
2017-10-08 23:59
nice!(11)
コメント(2)
面白そうですねー＾＾
今度キャンプのとき試してみようかな♪
by よしころん (2017-10-09 15:14)
よしころんさん＞
フライパンと網とウッドチップを使う方法が、時間も短いし、手軽そうですよ。
by yoshida (2017-10-09 20:49)