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写真展×2 [カメラ・写真]

 見ておきたいと思っていた写真展ふたつ。
 どちらも今日が最終日でした。見逃すところでした、あぶない。

 ひとつは、東京都写真美術館で開催された中野正貴さんの「東京」。
 中野さんといえばTokyo Nobodyや東京窓景が有名で、自分も少し(けっこう)感化されています…。人っ子一人いない六本木、生活感あふれるアパートから間近に見るアサヒ飲料のビル(う○こビル)。そのときどきの東京を捉えると同時に、写真表現の可能性を示唆してくれます。
 ほかに、スナップや塔をテーマにした写真など、今回の個展はこれまでの集大成のような感じでした。超大判のプリントも見ていて楽しかったし圧倒されました。


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中野正貴個展「東京」。





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中野正貴個展「東京」。

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中野正貴個展「東京」。

 図録が2,500円で売っていたのですが、収録写真は約180点と、個展で展示されている写真の点数を遙かに上回るお買い得版でした。というか、それって図録じゃないような気もしますが。



 もうひとつの写真展は、渋谷のNANZUKAで開催の鬼海弘雄さんの「や・ちまた」。
 鬼海さんといえば、浅草の浅草寺で撮っているポートレート写真が有名ですが、インドやアナトリアとかの海外でのスナップ(?)も味わいがあります。
 今回の写真展はポートレートで、写真集「や・ちまた」からの厳選作品とか。ポートレートというと女性がモチーフの写真を思い浮かべがちですが、さにあらず。鬼海さんの写真にはその人の一瞬ではなくその人の人生が写っています。日本語でポートレートというからニュアンスが違く感じられるのかもしれません。「肖像」写真といえばいいのでしょうか(これもちょっと捉え切れていない気がしますが)。
 自分はポートレートや肖像写真は、他人様が撮ったのを見るばかりなので、感嘆するばかりです。

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鬼海弘雄写真展「や・ちまた」。

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鬼海弘雄写真展「や・ちまた」。

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鬼海弘雄写真展「や・ちまた」。


 開催中にどちらも見ることができて良かった。
 その余韻を味わいながら、昼酒三件。
 すぐに帰ろうと思っていたので、最初は立ち飲み屋の晩杯屋。ところが火が付いてしまい、二件目は日本酒原価酒蔵へ。そして腹が減った三件目は肉汁餃子製作所・ダンダダン。新宿駅からウチに帰る途中にこれらの店がいいタイミングで現れるんです。困った(笑)。

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日本酒原価酒蔵での成果。
飲みたかった東京クラシック。
おいしいけど、これ、クラシックなの?  

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