沈黙の艦隊 [日記]
先日、大人買いした沈黙の艦隊(文庫版)。
十六巻を読み切りました。
タイトルにある沈黙の艦隊とは、世界政府下における核抑止のための原子力爆弾を搭載した原潜のことでした。
冒頭では、日本と米国によって秘密裏に建造された最新鋭原潜を主人公とその部下が奪い、独立国やまとを宣言します。原潜を奪取または破壊すべく、米国やソ連の原潜や艦隊が派遣されます。
最初はスリルと迫力のある、相手の潜水艦や攻撃艦との戦闘シーンに惹かれますが、メインテーマは世界の平和。後半になって戦闘シーンが減り、主人公とその操る原潜が何を目的としているのかが明らかになってきます。さらに政治的な話題が多くなり、最後は主人公が倒され、原潜も爆破されてしまいます。
時代背景が1990年前後。ソ連が崩壊し冷戦終結した頃とその数年後なので、中国の存在感が増した現在とは世界情勢がずいぶんと異なっています。また、話中ではずっとアメリカは世界の正義、世界の警察であり続けようとするので、現状と比べるとその辺も多少の違和感がありますが、しかしながら、核の脅威は相変わらず今でもあり、何をもって世界の平和を築くかということを考えさせられます。
一気に読んで読み飛ばしているような部分もあるので、もう一回、読み込んでみるつもり。
期せずして終戦の日にふさわしいマンガだったかもしれません。
沈黙の艦隊(文庫版)、全十六巻。
十六巻を読み切りました。
タイトルにある沈黙の艦隊とは、世界政府下における核抑止のための原子力爆弾を搭載した原潜のことでした。
冒頭では、日本と米国によって秘密裏に建造された最新鋭原潜を主人公とその部下が奪い、独立国やまとを宣言します。原潜を奪取または破壊すべく、米国やソ連の原潜や艦隊が派遣されます。
最初はスリルと迫力のある、相手の潜水艦や攻撃艦との戦闘シーンに惹かれますが、メインテーマは世界の平和。後半になって戦闘シーンが減り、主人公とその操る原潜が何を目的としているのかが明らかになってきます。さらに政治的な話題が多くなり、最後は主人公が倒され、原潜も爆破されてしまいます。
時代背景が1990年前後。ソ連が崩壊し冷戦終結した頃とその数年後なので、中国の存在感が増した現在とは世界情勢がずいぶんと異なっています。また、話中ではずっとアメリカは世界の正義、世界の警察であり続けようとするので、現状と比べるとその辺も多少の違和感がありますが、しかしながら、核の脅威は相変わらず今でもあり、何をもって世界の平和を築くかということを考えさせられます。
一気に読んで読み飛ばしているような部分もあるので、もう一回、読み込んでみるつもり。
期せずして終戦の日にふさわしいマンガだったかもしれません。
沈黙の艦隊(文庫版)、全十六巻。
2021-08-15 23:59
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