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界隈散歩 [日記]

 散歩するのも憚られるような世の中のムードですが、適度なストレス解消はやはり必要ではないかと。大事なのは、他人との距離。

 神田川や新宿中央公園を歩きましたが、むしろ普段より人が多いです。ちょっと「密」っぽい。リスクを減らすために、人とすれ違うときは距離を取るようにし、ベンチに誰かが座っていたら近づかないようにしました。
 しかしながら、3密を避けるというは正しいのでしょうけど、たぶんメッセージ性は低いのではないかと。はっきり「他人との距離は2m以上」「歩道ですれ違うときも2m以上」「誰かがベンチに座っていたら近づかない」「横断歩道で信号を待つときも2m以上」などと具体的な例を示さないと、感染リスクを避ける行動意識というのが、世の中には届きにくい気がしてきました。

 結局、大事なことは外出しないことではなくて、他人との距離を取ること。

 以前、ソーシャルディスタンスという言葉を使いましたが、この言葉も実はわかりにくいですね。「社会的距離」と言われてもたぶんピンとこない。意味は社会における人との距離、なのでしょうが、社会的距離では伝わりにくい。
 非常事態だからこそ、もっとわかりやすい言葉でメッセージを届けなければならないのではないかと、最近、そう思う次第です。

 もうちょっと言わせてください。

 外出自粛というのを教条主義的というかヒステリックに叫ぶ人がいます。外出自粛が現時点でベストな方法だとは思いますが、なんでもかんでも言われた通りにするだけでは、そのうち悪い法案もすぐに通ってしまう、そんな国民性を得てしまうかもしれません。SNSなんかの書き込みを見ていると「(外出自粛について)言われたことをちゃんと守る日本人の国民性は素晴らしい」とかあって、ちょっと気持ちが悪すぎる。
 どうして外出自粛が必要なのか、外出自粛をしないとどうなるのか、外出するとどうなるのか、外出しても感染リスクを避けるにはどうすればいいのか等々、自分で考えて行動しないと。ただ、相手は感染症なので自己責任という範囲にとどまらず、集団的というか社会的責任を負うことも意識する必要はあります。この外出自粛の社会的かつ個人的な影響を考え出すとキリがないのですが、正解に至らずともそこは気にとめておく必要はあります。もちろん、決して自分勝手な行動を推奨しているわけではありません。

 そして…。
 この季節ならではのきれいな写真を、見た人が撮りに行きたくなるので、SNSやブログにアップするのは止めよう、という人もいて、もうなんだかな。そこまでバカな国民であるなら、それはもう仕方のないことのような気がします。

 という言い訳をしたところで、2m以上を気にしながら散歩してきました。しかし、神田川の遊歩道は幅が3mくらい。2mはなかなか距離がとれません。外出自粛に辟易したのか、ほんとに人が多いです。さらにジョギングする人も多く、あの荒い息を目の前でされるのはいささか恐怖でした。今度から神田川沿いを散歩コースから外すか、散歩するなら早朝や深夜の時間帯などにしようと思います。


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みどり鮮やかなメタセコイア。


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